- 城北支部
The Johoku Branch
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2020年01月14日
第96回箱根駅伝応援記
城北支部では1月2日、3日 恒例の箱根駅伝で往路はスタート地点の大手町、復路は補水会と共に芝、増上寺前で応援することから1年の活動がスタートする。
今年は往路で2つ区間新記録が生まれたものの他の区間が振るわず予想外の苦しい戦いとなった。しかし復路6区で「逆襲」が始まりで順位を押し上げる。最終10区アンカーまでにどこまで順位が上げられるかに期待は膨らむ。
10区ランナーを待つ増上寺前には東洋大学の昇り旗が林立、通過時刻近くになると十重二十重(とえはたえ)の人々が集まり身動きがとれない。
選手通過を待つあいだに近くの人と駅伝談義。聞けば東洋大学出身者ではないが、毎年 ここで東洋大学を応援しているという。大学発行の選手名鑑を差し出すと食い入るように見ていたのが印象的。他の人にもなぜ東洋大学を応援するのかと尋ねてみると「その一秒をけずりだせ」に表れるチームカラー、誠実な選手たちに好感を抱くという声が聞かれた。東洋大学を応援する人が多いことを実感する。
中継車の車列が見えトップ校が通過、東洋大学の10区は一年生ながらアンカーの大役を任された及川選手。到着をまだかまだかと固唾をのんで待つ。中継を見ながらで順位は分かってはいるが後続のランナーとの差が気になる。
そして及川選手が通過すると「及川がんばれ!」「及川ファイト!」応援のボルテージは一気に上がるが、その表情は苦しそう、汗も見えるがシード権を死守しようと懸命に歩を進める。ゴールまで残り5.3キロだ。このままゴールしてくれと後ろ姿を見ながら祈る。
後続のランナーとの差からは決して抜かれないぞと自分に言い聞かせる。
そして、中継でゴールのシーンが映し出されると辺りからは一斉に歓喜があがる。
シード権は死守した瞬間だ。
今大会は母校にとって厳しい結果になったが、来年は「チャレンジャー」として新たなチームで更なる強化・進化をし大きく成長した姿を見せてくれるであろう。
来年もこの増上寺前に集まり熱い応援をしよう。 福原 達夫(S50年 経営学部卒)
シード権を死守したゴール
往路スタート
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