東洋大学校友会報 No.268
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10TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 268校友武川 征一郎 たけかわ せいいちろう昭和42年3月経済学部経営学科卒業4月浦和実業学園高等学校教諭となる平成4年4月埼玉県ソフトテニス連盟理事就任20年3月浦和実業学園高等学校退職20年4月東洋大学ソフトテニス部監督就任23年4月埼玉県ソフトテニス連盟副会長就任27年4月『みるみる上達!スポーツ練習メニューテニス・ソフトテニス』(ポプラ社)監修28年4月埼玉県ソフトテニス連盟顧問就任受験対策を講じて部員の確保成28年3月13日(日)正午から、体育会ソフトテニス部の歓送迎会が、白山キャンパス地下大食堂で行われました。福島校友会副会長には、お忙しいところご出席いただきまして、誠にありがとうございました。ソフトテニス部は、軟式庭球部として大正12年に創部され、まもなく100周年を迎えようとしています。今年は、卒業生12名を社会に送り出し、新入生11名を迎えました。歓送迎会のたびに、自分の学生時代を思い出します。私が通っていた高校に、鈴木一郎監督(故人)が赴いてくださったのがご縁で、東洋大学を志願いたしました。昭和38年3月下旬に北茨城市で行われた強化合宿が、東洋大学生の始まりでした。合宿では、大学歌、応援歌、若葉の杜、観想の華、逍遥歌を上級生の指導により、連日夜遅くまで宿舎の大広間において歌いました。練習のことは、ほとんど記憶にありませんが、部旗を先頭に2列縦隊で大学歌などを声高らかに歌いながら、宿舎からテニスコートまで往復したことは鮮明に覚えています。今では、学生時代の良い思い出となっています。さて、本年度は部員35名でスタートしました。現在、女子部は休部中です。週5日、川越キャンパステニスコートで、一日およそ4時間の練習をしています。私は、特別のことがない限り、部員と共に一日を過ごしています。多くのクラブで、勧誘と受験対策はご苦労なさっていることと思います。ソフトテニス部は強化部ではありませんので、入学試験の有利な条件は一つもありません。そのため、優秀選手の獲得は非常に困難です。まして、優秀選手に入試合格を確約する他の大学との勧誘競争には太刀打ちできません。そのような状況のもと、毎年9月の敬老の日に、地方大会、インターハイなどの大会で声を掛けた選手、および希望者を川越キャンパステニスコートに招集し、セレクションを行います。OBと現役幹部が立会い、実技と面接を実施し、ソフトテニス部に相応しい人物を選びます。そして、セレクション終了後から願書受付までの期間、合格させるための受験指導を行います。AOおよび自己推薦入試が主です。面接は質問事項の答え方、小論文は論旨の述べ方などを指導します。小論文は、論旨ももちろんのことですが、文字を書くことがポイントになると思います。文字を美しく、正しく書けるようにするための参考資料を基にして指導も行います。セレクション当日は、面接、小論文、その他の留意事項を含め、およそ2時間の指導をします。小論文の宿題として、その年にちなんだ題材2問を指定日までに提出させます。その後の添削は、再提出や再々提出者もいるので、結構大変な作業になります。お陰さまで、今年も受験生全員が合格しました。しかし、年々入試が難しくなっているのは事実です。私が受験生を指導するのは、入試の一部分に過ぎないかもしれません。高校の顧問、監督、担任のご指導あっての合格だと思います。私は、長年にわたり繋がりのある、高校関係者の期待を損ねることがないよう努めています。また、初めて志願される高校の選手には合格していただき、繋がりのきっかけとなってほしいと思っています。躍進し続ける東洋大学スポーツのなかで、ソフトテニスは、プロもなく、オリンピック種目にもない競技なので目立ちません。しかし、部員たちは全国を制覇し、東洋大学の名声をさらに高めようと、一球入魂の気持ちを込めて、一生懸命頑張っています。卒業生の皆様、そしてソフトテニス部OB・OGの皆様、これからも温かい応援をよろしくお願いいたします。校友会のますますのご発展をご祈念申し上げます。平

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