東洋大学校友会報 No.268
13/24

東洋大学板倉キャンパス雷電神社板倉の名所、雷電神社へ行ってみよう!東の神馬・西の神馬末社・八幡宮稲荷神社の東西の祠に祀られた、東の神馬・西の神馬(しんめ)。東の神馬は足腰健康の、西の神馬は目の健康の御守護とされています。奥宮本社社殿の真後ろにある奥宮(おくみや)。縁結びや子授け安産、家内円満を叶える女神、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)が祀られています。群馬県指定重要文化財。願い事を書いた紙を卵に入れてお願いごとをする「卵抱き白蛇」は、石像のそばに置きます。TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●26813大鳥居と本社社殿板倉東洋大前駅から車で約10分の雷電神社は、関東一円に分布する雷電神社の総本社。この地は古くから雷の被害が多く火災や水害に見舞われていましたが、延宝2年(1674年)、館林藩主の徳川綱吉が本社社殿を再建し、繁栄するようになりました。現在の本社社殿は天保6年(1835年)の造営です。東洋大学にゆかりのあるキャンパス界隈の「いま」を紹介する連載もついに最終回!豊かな自然に囲まれた板倉キャンパス周辺のレポートをお届けします。左甚五郎10代目親方・石原常八の彫刻社殿にぐるりとめぐらされた極彩色の見事な彫刻は、左甚五郎から10代目の親方、石原常八の作。群馬県指定重要文化財のひとつです。末社・八幡宮稲荷神社室町時代の天文16年(1547年)、飯野城主、篠崎三河守が造営。優美な曲線の屋根が特長的な、群馬県内に現存する最古の神社建築です。国指定重要文化財。弁財天の石像社殿の東側には芸術や学問、財宝を授けてくれる神様、弁財天の石像が祀られています。社北東にある子ども達が鰻を捕まえている構図は、方角が鬼門に当たるため、魔性を持つとされる鰻を捕らえることにより、悪難を避ける方位除けとして彫られたと考えられています。なまずに代表される川魚は古くから板倉の貴重な食資源でした。現在でも郷土料理として、なまず料理が名物となっています。なまずさんなでると「地震を除けて自信が湧き出る」として親しまれている「なまずさん」。境内裏手の別棟に置かれています。

元のページ 

page 13

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です