東洋大学校友会報 No.270
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20TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 270東洋大学VIKINGSは、第一部体育会に所属し、2018年に創部50周年を迎える伝統のある部活です。現在チームは関東2部リーグに所属し、全員で創部以来初となる関東1部リーグ昇格に向けて練習に励んでいます。チームの特徴は、部員が51名(男子38・女子13)おり、選手の半数以上がアメフト未経験者であることです。そのため、選手一人ひとりが自分の個性を最大限生かせる努力をし、全員で強くなるチーム作りをしています。またVIKINGSは、常に笑顔が絶えない明るい雰囲気が自慢のチームです。体育会の部活と聞くと「厳しい」というイメージを持つ方が多いと思います。しかし、VIKINGSは上下関係の厳しさはなく、挨拶や礼儀といった当たり前のことは当たり前にできるメリハリのあるチームです。今年は、一部昇格を目標にし、"All in"(全てをかけろ)というスローガンを掲げ1年間勝利に向けて取り組んでおります。昨シーズンは、22年ぶりの入れ替え戦まで勝ち進むといった快挙でしたが、惜しくも入替戦で敗北してしまいました。今年こそ、創部以来の悲願である1部昇格を果たすために、部員一人ひとりが課題と目的意識を持って日々練習に取り組んでいます。これからも応援よろしくお願いいたします。('16・11・20記)一部体育会 アメリカンフットボール部 主将 長嶺昌和(経済学科4年)私たち近世史研究会は、毎週火曜日に部室に集まって、江戸時代の古文書を解読している学術系サークルです。古文書といっても、一般の人には中々馴染みのないものなので分かりにくいと思いますが、博物館などでよく見かけるくずし字で書かれた文章のことです。入部したての頃は、一文字見ては辞書を引いたり、先輩に聞いたりと悪戦苦闘しますが、徐々に何も見ないで自力で読めるようになります。文字が読めても「被仰付」と書いてあるものを「仰せ付けられ」と読み下しができるようにならければいけませんし、「被」を尊敬で訳すのか受身で訳すのかと文法的知識や文脈判断をする能力が求められるのが、古文書解読のさらに難しいところです。学術系サークルなので、やる気のある人が集まりますが、毎週勉強だけするのもさすがに限界があるので、月1回お菓子パーティー、博物館見学、懇親会など、イベントを実施しています。夏は、八王子セミナーハウスで合宿をしています。普段の活動ではあまり触れることのない、本物の古文書を翻刻(古文書の文字を活字化すること)したり、目録を作成したりと毎年充実した時間を過ごすことのできる恒例行事です。また、12月に代表が交代するのに合わせて1年の締めくくりとして、研究報告、活動参加記、ギャラリーなど、後で見返して楽しめるような「近世史研究会会報」を作成しています。近世史研究会 代表 佐藤成浩(史学科3年)

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