東洋大学校友会報 No.270
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TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●27021平成28年度 哲学堂祭を挙行平成28年11月5日(土)、東京都中野区の哲学堂公園で、例年どおり哲学堂祭が挙行され、大学関係者や一般の方々など約100名が出席しました。哲学堂祭は、哲学の普及を願った東洋大学の創立者井上円了の遺言にもとづき、毎年11月の第1土曜日に行われているものです。午前10時から隣接する蓮華寺において墓参を行った後、哲学堂公園内の「絶対城」に移り、哲学堂祭が執り行われました(例年、哲学堂祭は、哲学堂公園内の「四聖堂」において行われていますが、今年は「四聖堂」が修復期間中のため、「絶対城」にて行われました)。四聖堂には、井上円了が「四聖」として崇めた孔子・釈迦・ソクラテス・カントが祀られており、毎年これらを順番に取り上げた記念講演を宇宙館で行っています。今年度は「孔子」をテーマとして、午前11時から山田利明教授(文学部東洋思想文化学科)により「『論語』をどう読むか」と題して行われました。当日、哲学堂公園では、通常は非公開となっている古建築物が公開され、公園を散策する地域の方々の熱心な見学がありました。経営学部開設50周年記念講演会を開催平成28年11月26日(土)午後1時30分から、学部開設50周年を迎えた東洋大学経営学部の記念式典と記念講演会が、白山キャンパス5号館の井上円了ホールにおいて多数の参加者を得て行われました。記念講演会では、企業経営の第一線で活躍されている左記の3名の方々をお招きし、「明日の消費者、明日の経営」をテーマに講演をしていただきました。・川村 隆氏(株式会社日立製作所 名誉会長) 「経営改革とリーダーシップ」・安斎 隆氏(株式会社セブン銀行 代表取締役会長) 「経営はいつも危機と隣合せ」・大西 洋氏(株式会社三越伊勢丹 代表取締役社長執行役員) 「イノベーション実現に向けた新しい価値創造」赤羽台に新キャンパス誕生平成29年4月、コンピュータ・サイエンスを基盤として、多様な人々と「連携できる」力、システムを「連携させる」力を養成する情報連携学部および大学院情報連携学研究科が開設されます。これに伴い、東京都北区に赤羽台キャンパス(仮称)が誕生します。クラウドベースの教育システムを取り入れた最先端の「スマートキャンパス」です。建築設計は、新国立競技場など数々の有名建築を手がける隈研吾建築都市設計事務所が担当。地域の新たなランドマークとなります。数字で見る東洋大学学生数・志願者数 学生数は3万 1647人(2016年5月1日現在)。2016年度一般入試志願者数は8万4886人で、これは国内604校の私立大学で7番目の規模です。また、これまでの卒業生は30万人を超え、それぞれ社会の第一線で活躍しています。学部学科数 11学部44学科(2016年度)。新制大学に移行した1949(昭和24)年の文学部設置以来、東洋大学は総合大学として11学部44学科を擁するまでに拡大し、すべての学部で4年間一貫の同キャンパス教育体制を実現。2017(平成29)年度には新たな学部・学科を開設し「13学部46学科」となる構想です。また、大学院は現在、12研究科34専攻と専門職大学院から成り立っています。女子学生比率 41・2%(2015年5月1日現在。学部第1・2部、大学院、通信教育課程の学生数から算出)。総合大学の中で、高い女子学生比率を誇り、文学部、社会学部、国際地域学部、ライフデザイン学部、食環境科学部では、女子学生数が男子学生数を大きく上回ります。(『東洋大学はいま 2016』より。 2016年6月発行・㈻東洋大学)TOYOUNIVERSITYCAMPUSNEWS

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