東洋大学校友会報 No.270
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8TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 270平成28年10月9日(日)午後2時から、校友会主催の第11回「平和祈念之碑に集う会」を開催しました。校友会は、創立110周年記念事業の一つとして平成17年11月に、学徒出陣戦没者および先の大戦等で亡くなられた校友を追悼するとともに、平和への祈りを込めて「平和祈念之碑」を建立し大学に寄贈しました。校友会では、翌年から毎年「平和祈念之碑に集当然のことではありますが、私自身は先の大戦を実体験として知らない世代であり、また戦争の記憶を鮮明にもつ方々も徐々に少なくなっている時代で暮らしています。そんな中で、今回初めて「平和祈念之碑に集う会」に参加し、展示されている新聞や実際の赤紙を拝見し、さらには貴重なレコードによる森雅弘氏の講演をお聞きして、何とも言えず居た堪れない気分になりました。東洋の先輩方をはじめとして、学徒出陣により戦地に行かれ、命を落とされた方々に対し手を合わせるとともに、後世にも戦争の悲惨さを語り継ぐ必要があると強く感じました。「平和祈念之碑に集う会」に参加して山川神太浪(平18経済 城南)第11回「平和祈念之碑に集う会」う会」を開催しています。当日は、東洋大学白山校舎5号館1階の教室に、校友や関係者、在学生等約60名が集合しました。はじめに、主催者として羽島校友会長が挨拶を行ったあと、森雅弘氏(NPO法人塗装工事研究会会長)を講師にお迎えして、講演会を開催しました。森氏には、「昭和の忘れ物―我が収集(音・唄・資料)による激動の昭和を診る」と題して、大変貴重なS‌Pレコードを聴きながら、戦時中の資料の紹介をしていただきました。また、会場には森氏および羽島会長が収集した当時の新聞や写真・教科書などの資料を展示し、参加者の方々にご覧いただきました。午後3時からは、白山キャンパス「甫水の森」の平和祈念碑前に移動して、追悼行事を行いました。黙とう、代表献花に続き、東洋大学混声合唱団の学生の皆さんによる大学歌・追悼歌の合唱があり、一同その美しい歌声に耳を傾けました。一人ひとりが碑前に花を捧げ、全員で写真撮影を行った後、来年度の「集う会」での再会を期して解散しました。

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