東洋大学校友会報 No.271
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2TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 271 平成29年度にあたり、全国の校友の皆さまにごあいさつ申し上げます。平素は、校友会の諸活動にご尽力を賜り、誠にありがとうございます。校友会は、平成27年度から準会員費収入が途絶えて以降、会員の皆さまからの会費が唯一の収入となっており、厳しい財政状況にあります。 一方、会費納入の回復を目指す施策の一つとして、前号の『校友会報』において、複合型組織づくりの「キラリ交流ネット」導入を提案いたしました。早速、幅広い分野の皆さまからうれしい反響をいただいております。同時に、在校生の教育に関わる支援事業を充実させるために、「学生支援のための寄付」をお願いしたところ、多数の皆さまからご協力を賜り、心から感謝申し上げます。学生支援のため、有意義に使用させていただきます。 大学法人との協議につきましても、現在、両者の発展に結びつく方向を見出して合意が得られるよう、鋭意努力を続けております。限られた財源の中で時代のニーズに即した校友会活動を展開していくためには、東洋大学甫水会とも協力体制を強化し、大学・甫水会と一体となり、さらなる発展を期すことが急務と考えております。 引き続き、会員の皆さまの温かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。新年度にあたって東洋大学校友会 会長 羽島知之大学創成支援に採択された「グローバル・ダイヤモンズ構想」に基づき、2017年4月に国際地域学部を国際学部に再編成し、それにグローバル・イノベーション学科と国際地域学科を設けるとともに、国際観光への関心の高まりに対応して、国際地域学部にあった国際観光学科を国際観光学部として独立させました。また、最近の情報通信技術の目覚ましい展開に対応して、情報連携学部を赤羽の新キャンパスに設置しました。そして、文学部の英語コミュニケーション学科を国際文化コミュニケーション学科に改組するとともに、全学にわたるグローバル教育を充実強化しつつあります。 東洋大学をめぐる環境は、18歳人口の減少などでさらに厳しいものになると考えております。我々は、役員、教員、職員を通じて危機意識を共有しつつ、新しい時代の要請を取り入れ、本学の未来を拓こうと考えております。校友会の皆さまの支援を心からお願いするものであります。 東洋大学校友会会員の皆さまには、日頃から東洋大学の発展に温かいご支援を賜り、心から感謝申し上げます。 昨年8月リオデジャネイロで開催された第31回オリンピックでは、東洋大学の学生および卒業生8名の選手がそれぞれに素晴しい活躍をされました。昨年11月には、相撲部が全国学生選手権で優勝し、本年に入って箱根駅伝では堂々2位に入賞しました。3年後の東京オリンピックでは、本学の関係者がさらなる活躍をされることを期待したいと思っています。 東洋大学は2014年9月文部科学省のスーパーグローバル未来に挑戦する東洋大学学校法人東洋大学理事長 福川伸次 校友会の皆さま、こんにちは。甫水会会長の唐木と申します。平成29年度の始まりにあたり、ごあいさつ申し上げます。 皆さまには、平素より東洋大学に関わるさまざまなイベントを通じて交流の機会をいただき、誠にありがとうございます。首都圏はもとより、全国の支部間でも協力関係を築き連携させていただいております。私自身も各地で校友会の皆さまにお目にかかりました。その都度、大学に対する深い親愛の情に触れて共感いたしました。今年度もそれぞれの立場を尊重しながら、大学の発展のためにともに歩んでいきたいと願っています。 東洋大学は、近年さらに教育体系を洗練させ、グローバル社会に活躍できる人材を輩出する環境を整えてきています。今年度は、新たな学部やキャンパスの創設を受けてますます学生たちの意識も高まり、学風が活性化することでしょう。保護者の立場としても、一層の充実を期待しているところです。 学生たちはいずれそれぞれの目指す道へ巣立っていきます。その際に、先輩の皆さま方のご助言がきっと役立つものと存じます。どうか、温かくお見守りください。彼らが近い将来、自立した社会人として校友会の輪に加わる日を楽しみにしています。まさしく駅伝競走のごとく、世代から世代へ襷をつないでいくことにより組織の価値が高まっていくものと信じます。 最後になりましたが、校友会の皆さまのご健勝とご活躍をたたえ、会の一層のご発展をお祈りいたします。今後ともどうぞよろしくお願いします。ともに歩む東洋大学甫水会 会長 唐木重典ごあいさつ

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