東洋大学校友会報 No.273
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10TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 273平成29年10月8日(日)午後2時から、校友会主催の第12回「平和祈念之碑に集う会」を開催しました。校友会は、創立110周年記念事業の一つとして、平成17年11月に学徒出陣戦没者を中心に戦争で亡くなられた校友の方々を追悼し、平和を祈念するために「平和祈念之碑」を建立し大学に寄贈しました。校友会では、翌年か第12回「平和祈念之碑に集う会」ら毎年「平和祈念之碑に集う会」を主催しています。当日は、東洋大学白山校舎5号館1階の教室に、校友や関係者、在学生等約55名が集合しました。はじめに、主催者として羽島校友会会長があいさつを行い、続いて来賓として、荻野雅彦甫水会副会長よりごあいさつをいただきました。今年度は、島川崇教授(東洋大学国際観光学部)と島川教授の教え子である金子みなみさん(国際観光学科4年)を講師にお迎えして「平成生まれの大学生が、ペリリュー島で考えた平和について」と題して講演会を開催しました。島川教授には、「被災地観光」について学ぶ島川ゼミで、平成27年12月に、第2次世界大戦で日米両国軍の激戦地となったパラオのペリリュー島へ学生40人を引率して戦跡を訪問し、軍用車両の残骸などを見学した様子をお話していただきました。金子さんからは、実際にゼミ旅行に参加したことを契機に、〝パラオと日本の架け橋に〟と来春から現地の観光会社へ就職するに至った経緯を活き活きとした表情で語っていただきました。会場には、羽島会長が収集した当時の新聞や写真・教科書などの資料も展示して、参加者の方々にご覧いただきました。午後3時からは、白山キャンパス「甫水の森」の平和祈念碑前に移動して、追悼行事を行いました。黙とう、武田副会長のあいさつ、代表献花等に続き、東洋大学混声合唱団の学生の皆さんによる「大学歌」と「追悼歌」の合唱があり、一同その美しい歌声に耳を傾けました。参加者一人ひとりが碑前に花を捧げ、全員で写真撮影を行った後、来年度の「集う会」での再会を期して碑を後にしました。講演会資料展示

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