東洋大学校友会報『哲碧』No.276
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Interaction of peopleキラリ交流ネットInteraction of peopleキラリ交流ネットTEPPEKI11Interaction of peopleキラリ交流ネット日本語教師として元気に働きたい三島憲治1972(昭47) 法学部わたしは、生活困窮者自立支援事業(厚生労働省所轄)の相談支援員(平成27年4月、東京都総務局八丈支庁総務課福祉担当一般職非常勤職員)として、八丈島在住の外国人を訪問したとき、その方が日本語の会話に苦労していることから、孤立気味であることを知りました。このことがきっかけで、わたしは日本語の会話に苦労している外国人への支援がしたい思いで退職し、八丈島から単身転居して平成29年10月から日本語教師養成学校の講座を受講しました。講座の履修科目は、教育実習を含めて13科目。講座の柱は三つ。①日本語学系-語彙・意味、歴史と文字表記、文法、中上級の表現 ②言語学系-言語学、対照言語学・社会言語学、音声学・音韻論、日本語教育事情 ③教授法系-日本語教育概論、初級クラスの教室活動、中上級クラスの教室活動、評価法。授業は予備知識を生かしながら、必要な学習、それにともなう知識の習得で新鮮でした。資格取得に必要な科目の単位基準420時間を平成30年7月に修了したので、八丈島で支援しようと福祉担当にその方の状況を問い合わせたところ、支援の必要がないことがわかりました。都内と八丈島の二重生活(ときどき帰島)が続いているなか、わたしは、市の日本語教室(週1回ボランティア)と留学生が大学などの入学を目指して勉強している日本語学校(非常勤)で日本語を教えています。70を過ぎて歳に不足のないいま、この先も日々元気に働きたいという思いです。白山の友とともに榊 洋一1973(昭48)経済学部私たちは、平成30年10月13日(土)社会連携推進室の方に案内をいただき、6年振りに母校を訪問しました。「偉容を誇る学舎」、「近代的な図書館」、「1300席もある大食堂」など時代のニーズとともに更新された素晴らしい設備に今回も圧倒されました。学園闘争時だった70年代の在学時を思うとまさに隔世、異次元の世界にいるようでした。文科省から「スーパーグローバル大学創成支援校」に採択され3万人を超える学生が学び、一方スポーツでも硬式野球部、陸上競技部が箱根駅伝などで活躍を続けています。母校の文武に亘る躍進は私たちの誇りであり、明日への活力の源にもなっています。母校の発展に寄与された多くの関係者のご努力・ご尽力に深く敬意を表します。私たち6人、関根君(埼玉)、白石君(千葉)、菅野君(岩手)、岡本君(秋田)、山口君(青森)、榊(茨城)は昭和44年に白山で出会い、以来交遊を続けていましたが、第一線を退いた平成22年に「白山会」を立ち上げ、毎年旧交を温めています。酒席では懐かしい白山時代に直ぐに帰ります。学園闘争で荒れ、学ぶには厳しい環境下だった学内、他方よく遅くまで興じた四角のテーブル、安酒を飲み、酔いながらも未来を熱く語った赤提灯、学費など捻出のために汗を流したバイトなど数々の想い出に近年の母校の活躍が加わり話は尽きることなく、酒もすすみ、時には脱線もする、歌声も響き、笑いの絶えない至福の一時を今年は5年振りの上野「鴎外荘」で過ごしました。私たちは不幸にして既に鬼籍に入った菅野君を偲びつつ、希望を胸に一歩、一歩歩んで行きたいと思っています。城南支部「女性のつどい」を2月17日(日)に開催~「国宝・迎賓館」探訪~城南支部 女性の会担当 相馬和恵1988(昭63)文学部城南支部「女性のつどい」を2月17日(日)に開催しました。4月30日から5月1日にかけての御代替わりを前に、約110年前の完成時は東宮御所として、昭和23

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