東洋大学校友会報『哲碧』No.276
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Interaction of peopleキラリ交流ネットInteraction of peopleキラリ交流ネットTEPPEKI13Interaction of peopleキラリ交流ネット壱歩判金、一両を藩に納入したことを証する受領証。湯役金というのは営業税のようなもので、1648年(慶安元)から1699年(元禄12)まで続いていた。現在この受領証は12枚残っているだけ。南部領には南の和賀郡から北は下北半島まで幾多の温泉があるが、他にこういうものは全く無いようで、東北の温泉史上貴重な資料だと言われている。その後、1700年(元禄13)12月25日には、公費支弁で浴場を整備していたが、御前からの配慮で、湯役金を全免して上下によらず入浴ができるようにとの指示により、現在も私たちが温泉に入ることができている。また、繋地区にはつなぎ温泉鉱泉地所有者組合が1874年(明治6)に設立された。因みに現在の当組合の組合長は私の父「髙橋金兵衛」である。繋や元御所地区の組合員146世帯が温泉共同浴場施設を利用している。皆さんは温泉入浴を健康増進とコミュニティ活動の場として活用しており、盛岡市内の町内会の中でも最も高い健康長寿化の地区となっているのも温泉利用の特性と言えよう。私が子どもの頃、友人と洗面器を持ちながら共同浴場に毎日通った様に、今は私の子ども達が同じように通っている。その後ろ姿を見送りながら、盛岡の奥座敷つなぎ温泉ならではの景色と感じる今日この頃である。(『岩手県支部会報』15号    2018年12月1日発行より ) 東洋大学つながりの楽しみ井坂浩和 1985(昭60)工学部スポーツ分野でのOBを含めた東洋大学の活躍は目覚ましく、県内出身の萩野選手をはじめ設楽選手、桐生選手、村田選手、御嶽海等の名前を新聞で見ない日は無いと言っても過言ではないと思います。そういった点で話題豊富な母校を持つ校友は幸せな状況が続いています。さて、私が箱根駅伝を沿道で応援するようになったきっかけは、第85回大会(2009年)で初優勝を飾った際、アンカーの高見選手が私の住む小山市出身だったことに「縁」を感じたことに加え、その年の栃木県郡市町駅伝メンバーに次女(後に東洋大進学)が選抜され高見選手と小山市チームで走り、たいへん感動してからです。その後、柏原選手を応援に福島駅伝にも行き、その際撮った写真が、「輝け鉄紺!」や「大学報」に掲載されたことが私のプチ自慢であり、少しは母校に恩返しができたのではないかと思っています。今シーズンも「王座奪還」に向けた母校と県内出身選手の活躍を期待しています。(『マロニエだより』(栃木県支部)第12号2018年11月1日発行より)バス旅行の報告高野正史1987(昭62)法学部2018年6月2日に埼玉県西部支部では、バス旅行をしました。参加者は他県の支部を含め40名になり、バスを一台貸し切っての旅行です。目的地は千葉県房総半島を目指します。新緑の房総半島の景色と房総沖の活きの良い魚料理を味わおうという企画です。天気は晴れて快晴で、参加者の顔にも自然と笑顔がこぼれます。8時に川越を出発し久しぶりに会う校友のみなさんは多少アルコールも入り、今季春季リーグの各スポーツ部の活躍に話が咲いて、とても車内は盛り上がりました。支部長の岡部さんによる校友会クイズは、楽しい中にも教養が溢れ、参加者一同が大きくうなずく場面もあってなかなか味わいのある時間となりました。千葉県鋸南町に着いたのはお昼近くでしたが、あっという間に着いた感じでした。早速舌鼓を打つべく懇親会会場へと向かいます。そこでは新鮮なお刺身をはじめ、魚介類の天ぷらや金目鯛の煮付けなど食べきれないほどの食事を堪能して、一同大満足となりました。おなかも一杯となり、近くの鋸山へ散策することになりました。鋸山は房総半島南部にある標高330メートルの小高い山でロープウェイで登る観光地です。この日は土曜日ということ

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