東洋大学校友会報『哲碧』No.276
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11月3日(土)1日目 個人戦全国学生相撲選手権大会 両国国技館第96回TEPPEKI4インカレ2日目は団体戦。どこが勝ってもおかしくない中、接戦を制し、見事創部初の3連覇を達成。悲願の3連覇にチームは笑顔で包まれた。ついに迎えた決勝戦。相手は白石(法4=専大松戸)が「みんなが一番やりたくない」と語っていた日体大だが、優勝すれば3連覇が決まる。会場に緊張感が漂う中、決勝戦が始まった。先鋒は1年生ながら団体戦のメンバーに選ばれた干場(法1=金沢市工)。上級生に果敢に挑むも惜しくもはたき込みで敗戦。そんな中流れを変えたのは西野(法4=金沢市工)だった。予選から全勝できていた西野は「勝たなきゃいけない」という覚悟で土俵にあがる。立ち合いから勢いよくぶつかると、相手のまわしを取る。負けじと相手もまわしを取るが、上手投げで勝負あり。主将の意地を見せた。勢いをそのままに、中堅は前日の個人戦で準優勝した中嶋(法4=愛工大名電)。持ち味である前に出る相撲で寄り倒して勝利すると大きくガッツポーズを見せた。あと1勝すれば優勝が決定する副将戦。城山(法3=金沢市工)は「緊張はしなかった」と語った通り、堂々と土俵に上がり、立ち合いから攻めの相撲を見せ寄り倒して勝利。この勝負で東洋大の3連覇が決定し会場は大きな歓声に包まれた。城山は土俵から降りるとチームメイト一人一人と熱く抱き合い喜びをかみしめた。一昨年、昨年と優勝に貢献してきた西野、中嶋、城山、白石。そんな黄金時代のメンバーへ大将の白石(法4=専大松戸)は「ありがとう」と口にした。来年は3連覇に貢献してきた4年生が抜けるが、3年生の城山は「4連覇は視野に入っている」と語り、1年生の干場も「先輩方と一緒に頑張って4連覇できたら」と意気込んでいる。まだまだ東洋大の黄金時代は終わらない。創部初の4連覇へ向け東洋大はもう歩み始めている。記事・写真提供/東洋大学スポーツ新聞編集部11月4日(日)2日目 団体戦Aクラス準優勝中嶋 第3位城山ベスト16西野 ベスト32白石、宇佐見、重松、 久保、深井東洋大3対2日体大●干場はたき込み○松園○西野上手投げ●デルゲルバヤル○中嶋寄り倒し●西○城山寄り倒し●高橋●白石押し出し○石崎11月3日(土)1日目 個人戦結果11月4日(日)2日目 団体戦Aクラス 決勝戦結果【優勝】

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