東洋大学校友会報 第250号
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6TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 250羽島 (司会) 本日は、「特別座談会」にご出席くださり、ありがとうございます。 『東洋大学校友会報』は平成24年2月の発行で節目の250号を迎えます。平成24年は、東洋大学が創立125周年を迎える年であり、またその2年後は校友会も創立120周年を迎えます。そこで、学祖井上円了先生の建学の精神のもと、永い歴史と伝統の中で共に歩んできた両者のますますの発展を願って、理事長・学長にご出席を賜り、校友会長を交えて意見交換をして頂く座談会を企画しました。よろしくお願いいたします。 大学全入時代を迎え、各大学では、厳しい経営環境の中、独自の特色を出すべく、教育内容の充実、留学生の増強、就職力を高めるための支援強化などといった改革への取組みが行われています。そんな中で、東洋大学の戦略とはどういったものなのか、お聞きしたいと思います。理事長 「東洋大学が目指すもの」になるかと思いますが、私立大学の一つとして、今、東洋大学は安閑としていられる状況ではないことは認識しています。我々が一番やらなくてはならないのは、学祖井上円了先生の思想をこれから先の世代に繋げて行くこと。日本人としての美徳、誇り、絆を伝える学園として育っていくことであると考えています。そして、私立大学のこれから果たすべき役割とは、心の分野を組み込んだ教育によって人材を養成し、社会に受け入れてもらえるようになることだと思います。心の教育、情操教育が今、少し失われているような状況ですが、この点に私学が担う役割があると思います。 125周年を迎えることができた感謝の気持ちと同時に、世界に通用する人材の輩出も急務ですが、それ以上に日本で生き残る大学として、東洋大学はどういう特色、教育理念を持っているのか。その教育理念にしたがって、法人も教学も団結して当たっていけるのかが今後の大きな課題であり、またそれを目指すべき時期なのだろうと思います。羽島 理事長から東洋大学の目指すべきものとして、学祖の建学の理念の継承と、心の教育の重要性についてお話し頂きましたが、教学面での取組みはいかがですか。学長 理事長がおっしゃったように、建学の理念に基づいた、しかし時代のニーズに対応する教育活動を展開することが一番大事だと思います。125周年を機に、単なる一過性の事業を幾つもやるというのではなく、これを盤石な基盤を築いて将来の飛躍に備えるための機会と捉えて、教育改革を進めなければならないと考えています。その改革を進めるに当たって、大学全体のテーマとして掲げているのが、哲学教育、国際化、キャリア教育の三本柱です。これらは相互に絡んでいるのですが、特に現代社会における大学の使命となると、国際化が非常に大きな問題です。 その内容は、一つは国際的に通用性のある大学を作っていくこと、二つはグローバル人材を育成していくこと、この二つになると思います。国際的に通用性のある大創刊250号記念 東洋大学と東洋大学校友会の未来に向けて東洋大学甫水会館 特別会議室 収録:平成23年11月28日(月)出席者長島忠美(学校法人東洋大学理事長)竹村牧男(東洋大学学長)福島良一(東洋大学校友会会長)司会・羽島広報部長座談会特 別

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