東洋大学校友会報 第251号
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特別寄稿24TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 251第88回箱根駅伝のお礼東洋大学陸上競技部 男子長距離監督酒さか井い 俊とし幸ゆき昭和51年5月 福島県生まれ平成11年3月 経済学部経済学科卒業コニカミノルタ在職中に平成13年~15年の全日本実業団駅伝三連覇に貢献。実業団退職後、㈻石川高等学校の教諭を経て、平成21年より東洋大学陸上競技部男子長距離監督。 平素は、東洋大学陸上競技部に温かいご支援とご理解を賜り厚くお礼申し上げます。 1933(昭和8)年に初出場を果たし、今回節目となる70回目の出場である第88回箱根駅伝は、選手たちの懸命な走りで、見事、往路・復路ともに新記録を樹立しての完全優勝を達成することができました。 今シーズンのキャッチフレーズは、「その1秒をけずりだせ」。昨年の1人あたり2秒差の敗戦。部員全員でこの21秒を1年間受け止めてきました。 そして迎えた東日本大震災。東北出身者の多い部であるため、生命の尊さ、当たり前の生活の有難さが身に染みて分かりました。そして競技ができる喜びと、生かされた者としての使命感を感じました。 苦しい時こそ、怯まず前へ。ひたむきな努力を大切にしながら、感謝の気持ちを力に変えて、ひたすら前へと走ることを目標としてきました。 皆さんに勇気と元気を感じてもらえるよう、決して諦めることなく1秒でも前へ。その思いが、今大会を通じて多くの方々に伝わることができたなら幸いです。 結果的に選手たちは、大会新記録という史上最速タイムで箱根路を駆け抜け、見事に王座奪還、完全優勝を果たしてくれました。エース・柏原竜二を始めとする4年生や箱根経験者、三大駅伝初出場となる選手に加え、控えの選手、応援部員、マネージャーのサポート。そして大学関係者のバックアップと沿道の声援の力。まさに「総力戦」で勝ち取った優勝でした。また10区間中、6区間で区間賞を獲得することもできました。 このような成果を収めることができたのも、平素より皆様方からご理解とご協力をいただきました賜物と改めまして、心より感謝申し上げます。 昨年は、箱根駅伝の悔しさと強力なライバル校あっての成長でしたし、そのライバル校も手を拱いているわけではありません。箱根で勝利した後こそ、再度、地に足をつけ謙虚な姿勢で取り組んでいきたいと考えます。 平成24年の新チームは、箱根駅伝アンカーを務めた齋藤貴志が新主将となりました。柏原をはじめ主力である卒業生が抜け、戦力ダウンは否めません。しかし、引き続き三大駅伝での活躍、特に箱根駅伝連覇を目指し努力精進を重ねていく覚悟でおります。 今後とも一層のご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。平成24年3月3日(土)、箱根駅伝で優勝させる会・東洋大学陸上競技部OB会主催の「優勝報告会」を開催(会場:東京ドームホテル)写真提供:東洋大学広報課

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