東洋大学校友会報 第251号
26/36

いま学生全力疾走26TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 251今、できること 相 澤 和 哉 企業法学科4年 みなさんは、大学生活の中で「ぜひこんなことをしてみたい、こんなことをやりたい。」という思いをお持ちでしょうか。 東洋大学に入学した頃は、私にはこれといってやりたいことなどありませんでした。私はただ漠然と大学生活を過ごして、内定をもらい、卒業するものと考えていました。そんなことを考えたまま、あっというまに2年がすぎ、3年になって、ようやく就職のことについて考えるようになりました。まず「将来どんなことをしたいのか」ということから考えてみましたが、何も答えが出てきませんでした。そんな中、自分が何をしたいのかを見つけ出すきっかけとなったのが、3年の夏にあったインターンシップでした。 私がインターンシップをやろうと思ったのにこれといった理由はなく、「せっかく大学生になったことだし、インターンシップでもやろうかな」という軽い気持ちで参加しました。期間は10日間で、内容は、サービスマインド研修、営業同行、グループワークと充実したものでした。インターンシップ先が決まり、個人の目標として大切なことを聞き逃さないようにメモをとること、受け身ではなく能動的に行動すること。この2つをインターンシップでの目標に決めました。 インターンシップで、影響を受けた大きな出来事として営業同行とグループワークがありました。まず営業同行で、実際に社員の方とお客様のところをまわって気づいたことは、自分が想像していた営業のスタイルと異なっていたことでした。私が想像していた営業は、会社の商品を勧め、買ってもらえないと思ったら次の場所へ向かうというものでした。しかし訪問して社員の方がまずしたのは、他愛もない雑談でした。新商品の紹介もしていたのですが、私が思っていたよりも、あっさりした感じでした。移動中に、なぜ商品の紹介をもっとしなかったのかを聞いたところ、こう教えてもらいました。「いきなり家に出向いて商品の説明をして、商品を買ってくださいといっても、あまり買ってはもらえない。まずは、お客様の立場にたって考え、お客様との信頼関係を構築することが大事」。この言葉を聞いて、私はすごく納得しました。私はこの経験を通して、常にお客様の立場になって物事を考えること、あらゆる情報収集するため常にアンテナを張っていく大切さを学ぶことができました。 グループワークでは、新規事業の提案を行いました。グループワークをして、多種多様な意見が出る中で、どの意見を使うのか、自分の意見を使ってもらうにはどうしたらいいのかなど課題が山積みでした。しかし、グループワークを進めて、課題を一つ一つ乗り越えていく度に喜びを感じ、のめりこんでいく自分の姿がそこにはありました。資料が完成し、発表した時の充実感は今でも忘れません。グループワークを通して私は、チームで物事を進める上での自分の立場を理解することの難しさ、自分の意見を相手に伝える難しさを実感すると共に、聞くことの大切さ、一つの目標に向かってチームで取り組む大切さや楽しさを実感することができました。 就職活動中の今、私は企業選びの基準として、BtoCの事業であること、そして営業・企画・広報の仕事に就きたいと考えています。そしてインターンシップで得た経験や考えをもとに活躍し、企業からもお客様からも愛される社員に成長していきたいと思います。 もし、今やりたいことが見つからないという方は、今まで気づくことができなかった新たなことに気づく機会として、ぜひインターンシップやボランティアなど、何でもいいので参加してみてください。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です