東洋大学校友会報 252号
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TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●25211がん患者と共に歩む校友新城 均 しんじょう ひとし5昭和25年6月埼玉県生まれ昭和48年3月経済学部経済学科卒業在学中は体育会空手道部主将�卒業後は空手道部コーチ、空手道部OB会事務局長、空手道部OB会副会長を歴任平成12年川鉄商事株式会社(旧社名)退職 現在地元企業に再就職�ボランティア活動中 リレーフォーライフ埼玉実行委員会 実行委員長年前に、私の妻は「がん」であると突然知らされ、強くショックを受けました。 妻は「甲状腺がん」と「多発性骨転移」で5か月間入院し、退院した時には、家事もできないもどかしさからか、『なんで私が?せめて転移する前にがんが見つかっていれば』と後悔ばかりし、『このまま目を閉じたら、もう2度と目を覚ますことができないのではと思うと、毎夜恐怖で眠れない』と話しました。 私は、何もしてあげられない無力な自分を痛感いたしました。そんな時に、友人が「がん患者支援チャリティーイベント リレー・フォー・ライフ」のDVDを送ってきました。 妻は『映像では余命あとどれくらいと告げられた人たちが、明るく元気に歩いている姿を見ていると、後悔ばかりしていた自分が恥ずかしい、もっと前向きに生きていかなければと決心しました』と衝撃を受けたことを話し、私も妻と同じ方向を向いて一緒に寄り添って、共に歩いていこうと誓いました。 ここから、私たち夫婦にとってのリレー・フォー・ライフが始まりました。ここで、リレー・フォー・ライフについて説明をいたします。 1985年にアメリカ人の1人の外科医が、がん患者のために寄附を募る目的でグラウンドを走り、友達から寄附を集めアメリカ対がん協会へ寄附したことが始まりです。 現在では、全米で5500か所、世界では20か国以上で開催されています。日本では、2006年に茨城のつくば市でトライアルとして開催され、今年は全国の35か所で開催を予定しています。 がんは、国民の2人に1人が患い、その内の3人に1人が亡くなっているのが現状です。リレー・フォー・ライフで集まった寄附金は、公益法人日本対がん協会を通して、がん撲滅のために若手医師の育成、がんの電話相談、がん検診率のアップ、がん研究部門への援助等に使われています。 2008年に埼玉実行委員会を立ち上げ、翌年、さいたま市内で第1回目のリレー・フォー・ライフを開催しました。実行委員の半数以上は、がん患者や家族です。また、全員未経験者の集まりで、手探り状態でのボランティア活動、大会開催業務、寄附金集め等を実施し、多くの方々の協力を得て、当日は1000人を超す参加があり、無事盛大に開催することができました。 今年は、4年目の開催となりますが、東洋大学の「校友会報」に紹介していただける機会を与えていただき、大変うれしく思っております。校友会の皆様には、このイベントの趣旨をご理解いただき、ご寄附・チーム参加・ボランティア参加のご協力をいただければ幸いです。 埼玉実行委員会では「迷わせない・困らせない・ひとりにさせない」をスローガンに、がん患者さんの心の支え、明日を生きる希望になれたらと考えており、今年も9月開催に向け準備を進めています。 妻は、今年4月に転移がんの手術を受け、現在実行委員の1人として早期に参加できるのを楽しみにリハビリをがんばっています。 詳細については、ホームページ「リレー・フォー・ライフinさいたま」をご覧ください。皆様方の応援・ご協力をお願いいたします。 http://saitamarfl.web.fc2.com/

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