東洋大学校友会報 253号
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いま学生全力疾走学生参加の環境活動は成功するか吉川 章子経営学科3年 皆さんは「東洋大学」といったとき、どんなことを思い浮かべるでしょうか。 近年で一番のニュースだった駅伝、それとも創立者の井上円了でしょうか。さまざまな事柄が浮かぶと思いますが、「エコ」が出てくる人は少ないのではないかと思います。ですが、東洋大学がエコに熱心ではないかというと、決してそうではないのです。 たとえば、私たちエコキャンパスプロジェクトは、学生参加での環境活動を始めるために大学の呼びかけにより2011年10月に発足しました。プロジェクトの中核としては「エコポイント制度」、それに付随する形で「エコマネー」があります。環境にかかわるイベントを企画し、参加者にはエコポイントを付与、エコポイントはエコマネーとして学内での支払いに使うことで参加者に還元される、という仕組みです。こうしたイベントやポイント管理は、大学職員の手を借りながら学生ボランティアが行います。 では、私個人はなぜこの活動に参加したかといいますと、実は環境活動に関心があったわけではありませんでした。「地域通貨による経済活性化」といったことに興味があり、卒論のテーマにと考えていたところ、『東洋大学報』に掲載されたエコポイント制度・エコマネーの記事に気づいたのです。こんな身近な所に一種の地域通貨があったのか、という驚きとその運営に自分も携わることができるということで、すぐに運営ボランティアへ申し込みました。2011年12月に学生代表となり、現在まで活動をつづけています。 当初はあまり関心のなかった環境・エコの分野ですが、他大学の取り組みを調べたり、エコ製品の展示会に参加したりと知識を深めることができました。大学の取り組みについても、活動を通してこれまで行われてきたことやその背景に触れ、大学も環境を考え行動してきたのだと知りました。活動を通して得たものは他にもあります。ポイント管理の活動では複雑なExcelファイルの構造や扱いを学ぶことができましたし、1人で何役もこなさなければならない状況からは創業期のベンチャー企業のような気分を体感することもできます。また、大学職員の方とのやりとりからも(時には白熱してしまうこともありますが)学生との意識の違いや社会の厳しさを学ぶことができます。 発足から約1年が経ちますが、学生主体で進めることや大学組織の一部となって働くことの難しさも感じています。ボランティアは自主参加ですので、持続的に人手を確保できるかという問題がありますし、20名程度でスタートした人数も現在は10名に満たない状況です。活動を途絶えさせないため、学内のボランティアサークルに協力をお願いするなどの工夫もはじめました。とはいえ、大学の目標とする「職員の手を借りずに学生主体で独立した活動をする」を実現するまでには長い時間が必要になるでしょう。 そうした厳しい状況もありますが、イベントの企画・運営も実施し始めています。2012年5月の白山クリーン作戦(大学近郊の清掃活動)では、道具の用意や告知のチラシ配布などの準備を行い、約80名の参加をいただきました。同年7月のクールキャンパス(打ち水とライトダウンに関する講演)では、準備にあたって大学の裏方を担う方々からたくさんのご支援をいただきました。学内のペットボトルごみから打ち水容器を作ったり、大学の設備管理の方とともに消灯場所を確認したりといったことです。 このプロジェクトのさらなる活性化には、今以上に多くの学生からの協力が必要です。もし、このページを見て「ちょっと手伝ってやろうか」と思ったなら、ぜひお気軽にエコポイント窓口を訪ねてください。毎週火曜日と金曜、お昼休みと5限後の時間に6号館1階で開設しています。TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●25317

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