東洋大学校友会報 253号
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特別寄稿TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●2535西さい塔とう 拓たく己み平成5年3月広島県江田島市生まれ現在�経済学部経済学科2年東洋大学陸上競技部競歩部門所属平成24年成績第28回日本ジュニア選手権大会10000m競歩の部優勝第6回日本学生20㎞競歩選手権大会(学生の部)優勝ロンドンオリンピック代表選考会兼陸上日本選手権男子20㎞競歩準優勝第91回関東学生陸上競技対校選手権大会(関カレ)10000m競歩3位第14回世界ジュニア陸上選手権大会10000m競歩4位ロンドンオリンピック男子20㎞競歩25位私は、7月21日から開催されたロンドンオリンピックに出場し、世界大会への本当のスタートラインを切ることができました。今回のオリンピックは、初めてのシニアの世界大会に出場ということですごく緊張しました。結果に関しては、私の理想としていた「最初から積極的に先頭の方でレースをする」ことができず、普段の私の持ち味である積極性が出せなくて、自分の実力を出し切れないレースとなってしまいました。今思うといい経験だったと思いますが、レースが終わった後は、本当に悔しく、何も考えることができませんでした。しかし、それと同時にオリンピックでしか味わえない雰囲気、そして感動を感じることができたと思います。私は、今回のオリンピックを経験して、日本国内でやる大会とは本当に違うと思いました。特にレース前は、雰囲気が思った以上に違い、国の代表としてこの場所に来ていると感じました。初めてオリンピックの日本代表のユニフォームを着た瞬間、なぜかずしりと重みを感じました。普段は、身に着けていることを意識しない軽いユニフォームが、この時だけは重かったことを今でも覚えています。そして、やはりオリンピックなので、コースの沿道に大勢の人が見に来てくれていて歓声や応援がすごく、私にとっては嬉しかったし、力を貰うことができました。レースを終えての感想は、悔しさもありましたが、自分はまだ二流選手だということを感じることができたということです。今回男子20㎞競歩で優勝した中国の選手は私と同い年の選手でした。私はその時に世界の壁は厚いと感じたし、自分の力もまだまだ世界と戦えるようなものではないと思いました。一流の選手というのは、このような世界の最高の舞台で自分の力を限界以上に発揮できる選手なのだということを強く感じ、今回力を出し切れなかった自分は、二流の選手だと自覚することができました。私は、オリンピックに出場して、かけがえのない貴重な経験をすることができました。力不足で大舞台で力を発揮できなかったことは今でも悔しいです。しかし、私は、この経験は4年後のリオでのオリンピックや、来年のモスクワで行われる世界陸上競技選手権大会などの選考会や試合に繋がるものだと思っています。それと同時に、私はオリンピックで絶対にメダルを取るということを夢ではなく、目標に変えようとも思いました。ロンドンまで応援に駆け付けてくださった方々やテレビで応援してくださった方々に、いいところを見せることができず、本当に申し訳ありませんでした。来年のモスクワ世界陸上で必ず出場権を貰い、応援してくださっているすべての人々に結果という形で恩返ししたいと思っています。ご声援ありがとうございました。ロンドンオリンピックに出場してLondon Olympic 2012競 歩

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