東洋大学校友会報 No.254
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TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●25413大人子供からの感謝の気持ち校友李 俊順 リ ジュンスン韓1968年7月韓国京畿道生まれ 国籍:大韓民国 在留資格:永住者1996年3月経営学部経営学科卒業1995年現代証券株式会社入社 国際営業部配属1997年 〃 東京支店 金融商品チーム長2007年韓国投資証券株式会社入社新規事業本部 日本チームチーム長2009年リーディング証券株式会社 理事執行役員2011年5月 〃 代表取締役専務就任2012年7月 〃 代表取締役社長就任現在に至る国で高校まで教育を受け、兵役を終えてから直ぐに日本への留学を決めた。1990年4月3日に日本に来てから、既に22年が過ぎた。その間、日本語を勉強し東洋大学に入学して、私の人生において最も貴重な4年間の大学生活を送った。東洋大学は、日本における私の故郷とも言える。今でも年に一度は、白山キャンパスに大学の空気を吸いに出かける。学生時代の自分に出会って会話をするためである。不思議なことに、そうすると気持ちが落ち着き、心の中から挑戦する気持ちと勇気が湧いてくる。東洋大学は、私にとって単なる母校ではなく、それ以上の大きい存在なのだ。最近は、箱根駅伝などスポーツ分野での東洋大学の活躍にとても感謝しており、毎回楽しみにしている。正月は、箱根駅伝を見るため二日間テレビにくぎづけになって、東洋大学の選手を応援している。一生懸命に頑張っている選手の方々と東洋大学に、心から感謝の気持ちを伝えたい。私は大学卒業後、韓国の証券会社に就職して韓国で仕事を始め、日本と韓国を行き来しながら金融の仕事一筋で今に至っている。卒業してから30代後半までの私は、もっぱら自分のために仕事をし、周りの人との競争に勝って上に上るためだけに生きてきたような気がする。今振り返って考えてみると、とても反省の残る時間と生き方だったと思う。40代に入ってから、世の中は一人では生きられない、家族や友人など多くの人々に支えられて生きていることにやっと気が付いた。それに気付くまでは、常に物事を自己中心で考え、周りの人々に対する感謝の気持ちを忘れていた。今考えてみると、自分は大人子供だったことを認めざるを得ない。大人子供だった時期の私を支えてくれた多くの人々に、遅ればせながら心から感謝の気持ちを伝えたい。今は証券会社の社長となり、多くの社員と共に仕事をしている。毎日が新鮮で楽しくて仕方がない。私を信じて一生懸命仕事をしている仲間たちとのやり取りがとても楽しい。私は社員の方々にいつもこう話す„楽しく仕事をしましょう。そのために周りの人々に対して優しい気持ちで配慮しましょう。そして正直に堂々と生きましょう!社員一人一人が楽しく満足できて堂々と生きられることが出来たら、自然に会社という組織は生き物のように活気づき発展するはずです。自信を持って仲間と皆で頑張りましょう! 〝私自身がどんな状況でも楽しく堂々と生きたいので、社員にもそれが出来る環境を作ってあげたい。自分自身が過去、お金や出世などに気を取られ、人間本来の生きるべき姿を忘れていただけに、一人でも多くの人々に、より自分のことを大事にしながら生きて欲しい。私はこう思う、自分を大事にする方法は人に感謝すること、自分を愛する方法は人を愛することだと。私は今でも私自身を大人子供だと思っている。私の夢は仲間らと共に日々楽しく暮らしながら、真の大人になるための長い旅を楽しむことである。そのために、これからも東洋大学在籍時代のように、一生勉強し続けなければならないと思っている。最後に、今日に至るまで私を支えてくれたすべての人々に、改めて心から感謝の気持ちを伝えたい。

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