東洋大学校友会報 No.254
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14TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 254山谷 私は環境政策を専門分野とし、全国各地の自治体で調査や講演を行う機会が多いのですが、行く先々で東洋大OBの職員の方々にお会いします。そこで、関東地方の自治体勤務の方々に呼びかけて、本学との関係を深めていただけるよう平成24年5月に「校友行政の会」を立ち上げました。本日は、これを記念して『校友会報』の場を借り、本学OBで自治体において管理職をされている方々にお集まりいただき、座談会を開催することにしました。それでははじめに、職場でどのような業務に取組んでこられたのか、伺いたいと思います。金谷 昭和54年に保谷市役所に入りました。児童厚生員として、児童館や学童クラブで子供たちと楽しく過ごしました。平成7年度から10年度までは、競輪事業につきました。公営事業の競輪・競艇、競馬が、市役所の仕事であるとあまり理解されておらず、子供からも「お父さん、市役所を辞めて毎日競輪に行っている」と言われ、あわてて親の仕事をしている姿を観せました。現在は、合併した西東京市のみどり環境部長として3年目になりますが、最初の仕事はごみ有料袋の料金値下げに伴う新料金の袋交換事業で、責任者として先頭に立って汗をかきました。鳥越 やりがいがあったのは、地方公共団体が法令の範囲内で議会の議決を得て制定するまち独自の自治立法となる条例作りに携わったことです。平成15年当時係長として、神奈川県逗子市のポイ捨て条例等の環境美化を所管する課にいた頃、従来の施策やモラルに訴えるだけでは限界にきていると「逗子市歩行喫煙及び空き缶等投げ捨ての防止等に関する条例」制定に取り組みました。平成16年9月の議会に提案、結局12月の議会で否決されました。現行のポイ捨て条例に基づく啓発活動が十分に果たされていない中、過料で規制することは適切でないということで制定に至らなかったのですが、住みよいまち作りに向けて、現状を変えていく仕組み作りやそのための現状把握、利害関係者との調整、職場内での上司との活発な意見交換など、自分にとって大きな経験と自信になりました。鈴木 私も、金谷さんと同じく専門職の児童厚生員としてスタートし、以後、さまざまな仕事に取組みました。児童厚生員、自然の家、生涯学習など大学で学んだことを専門職として生かす仕事、コミュニティーセンターの立ち上げと運営、多摩市のごみ有料化の制度切り替え、まちの魅力を発信するための経済観光、そのほか全く職種の違う水道の技術関係や工場の管理・監督なども経験し、現在は高齢者支援や健康福祉の仕事をしています。公務員は、まさに„職種の宝石箱〝であると言えます。松尾 昭和58年4月に茨城県龍ヶ崎市座談会後輩への熱いメッセージ校友行政担当者が語る東洋大学甫水会館 特別会議室  収録:平成24年10月27日(土)「校友行政の会」問合せ先学内世話人:経済学部 山谷 yamaya@toyo.jp出席者 左から松尾健治(茨城県龍ヶ崎市政策推進部政策監 昭58社会)鈴木秀之(東京都多摩市健康福祉部長 昭52経営)山谷修作(司会:東洋大学経済学部教授)金谷正夫(東京都西東京市みどり環境部長 昭53法)鳥越由紀夫(神奈川県逗子市環境都市部担当部長 昭53経済)

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