東洋大学校友会報 No.254
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22TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 254平成24年10月21日(日)、晴天のなか、「平和祈念の碑に集う会」を開催しました。平成17年11月、校友会は創立110周年記念事業として学徒出陣戦没者を追悼するとともに平和への祈りを込めて「平和祈念の碑」を建立し、大学に寄贈しました。翌年から校友会主催による「平和祈念の碑に集う会」を毎年開催しており、平成24年で7回目を迎えることになりました。午後2時30分、東洋大学甫水会館の2階会場に、校友や在学生および関係者等72名が集合。数少なくなった戦争体験者の一人である校友の大野隆雄氏(昭34院修国文)を講師に「戦場の民衆」と題して、いつの時代も戦争で最も犠牲になるのは、敵も味方も関係なく戦場の民衆であることと平和の大切さについてお話しいただきました。午後3時15分、白山キャンパス「甫水の森」の平和祈念碑前に移り、例年どおり追悼の行事を行いました。祈念碑のなかには、203名の戦没者の氏名とその戦没年月日、戦没場所を刻んだ板が収められており、今回の「集う会」において、初めて銘板の披露を行いました。校友会では、「平和祈念の碑」建立の意義が忘れ去られることのないように引き続き「集う会」を開催していきます。毎年10月の第3日曜日に開催いたしますので、校友の皆様、どうぞご参加ください。大野氏による講演追悼歌・大学歌を斉唱する東洋大学混声合唱団戦没者銘板羽島会長第7回「平和祈念の碑に集う会」―戦没者銘板を初披露―今年の「平和祈念之碑」に集う会は十月二十一日に行われた。抜けるような秋晴れの空に、東洋大学混声合唱団の歌う追悼歌が昇って行った。心に沁みるように美しかった。六十九年前のこの日、昭和十八年十月二十一日は雨だった。篠つく雨の中、神宮外苑で出陣学徒壮行会が行われた。東洋大学からも多くの諸先輩が徴集され、特攻戦死された方もある。今年は建立以来初めて、あの大きな「平和祈念之碑」の下に納められている「戦没者銘板」が披露された。銀色のメタルにこれ迄に判明した二百三名のお名前が刻まれている。この御一人御一人が我々に問い掛けておられるのは何だろうか。それを聞き取ることが、碑前に集うことの意義なのだと、改めて思うのである。「平和祈念之碑」に納められた戦没校友の銘板 石垣貴千代(東洋大学名誉教授)

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