東洋大学校友会報 No.254
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TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●25425いま学生全力疾走大切にしたい 大学生活における 様々な人との出会い國嶋 恭史メディアコミュニケーション学科2年私たちが所属している薬師寺ゼミでは、新聞・テレビ・広告・インターネットというメディアコミュニケーション学科特有の項目についてグループに分かれ、その中のメンバーが協力して調べたことを発表する活動を行っています。今回、私たちのグループでは、ステルス・マーケティングという問題について調べてみました。ステルス・マーケティングとは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることですが、今世間を騒がせているこのステルス・マーケティングとはどのようなものなのか。一体なぜこれが今、問題になっているかなどをグループ内だけでなくゼミ内全員で数々の考察を繰り返し、議論を交わし、薬師寺教授ともディスカッションを行いました。その結果、そこで出た結論を陳情書としてまとめ、国会に提出しようということになり、昨年の8月9日、衆議院議員・木村太郎先生、菅直人元首相のもとを訪れました。木村太郎先生は、東洋大学のOBであり、菅直人元首相も薬師寺教授の知人ということで、快く私たちの取材を引き受けてくださいました。私たち一介の学生にとっては、お二人ともテレビの中でしか見られない雲の上の存在で、取材の際は最初、かなり緊張してしまいました。しかし、実際お話をしてみるととても気さくで、すぐに緊張も解け、会話もスムーズにすすみました。お二人とも公務のほうが忙しく、なかなかステルス・マーケティングの問題については、耳に入ってきておられないようでしたが、忙しい合間をぬって私たちの話を真剣に聞いてくださいました。お二人への陳情書の提出後も、自由民主党の選挙対策局長の河村建夫氏や外交防衛委員長の福山哲郎氏、さらには自民党の元総裁・谷垣禎一氏、副総裁の大島理森氏などそうそうたる方たちとお会いすることができました。大学に入学して様々な授業を受けてきましたが、まさか授業において議員会館に行ったり国会議員の方々にお会いするなど夢にも思いませんでした。高校時代の机に向かって勉強する授業とはまた違って、自分たちで考え議論し、さらにアクションをおこしていくという大学の授業の魅力を改めて感じたとても貴重な経験でした。私は、社会学部メディアコミュニケーション学科といういわゆるテレビ・新聞・雑誌などに関して学ぶ学科に所属していますが、今回のステルス・マーケティングの問題は私たちのようなメディアの仕事への就職を希望する者にとっては、切っても切れない問題です。この問題を解決するのは、かなり厳しく簡単ではありません、だからこそ今回のように日本を代表する方々に陳情書を提出したことは、解決への大きな一歩にはなったと思います。1年というのはあっという間で、気がつけば、もう大学2年生になり、今年からは就職活動も始まります。大学4年間という長いようで短い人生最後のモラトリアム期間。自分が求めていけば、様々な人の出会いがあり、いろいろな経験をすることができます。東洋大学でのすばらしい教授との出会いや今回のようなゼミの活動は自分に成長のチャンスを与えてくれました。今後も大学の授業を通して知識を深めるとともに自分の頭で考え、心で感じることを大切にして一つ一つの出会いを自分の人生に生かしていくつもりです。

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