東洋大学校友会報 No.254
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30TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 254東洋大学創立125周年企画⑨資料で見る東洋大学の歴史〔資料提供・羽島コレクション〕①哲学館有志による濃尾地震・震災義援学術大演説会明治24年10月28日、岐阜・愛知県一帯に大地震が襲い、全壊焼失14万2177戸、死者7273人を数える大震災となった。哲学館では、11月8日に哲学館講師10余名による大演説会を麟祥院において開催し、当日の聴講料はすべて震災被害者救助の義援金にあてられた。(『郵便報知新聞』 明治24年11月7日)②洋画家・徳永柳洲による井上円了肖像岡山県出身の画家・徳永柳洲が描いた井上円了の肖像。当時43歳、壮年期の井上円了である。徳永は、52歳の時に関東大震災に遭遇、惨状を記録することが画家の使命であるとして25枚の大作を完成(東京都慰霊堂・墨田区に展示)させたことで著名。(『萬朝報』 明治34年11月16日)③井上円了の『妖怪学講義録』哲学館では、明治26年11月から翌年10月まで『妖怪学講義録』を発行した。これは、それまでの哲学館講義録と違って、すべて井上円了の妖怪学に関する講義を載せたものであった。井上円了は、国民の迷信打破のため妖怪研究を始め、「妖怪博士」として広く知られることになった。(『岐阜日日新聞』 明治26年9月10日) 哲学者井上円了が明治20(1887)年9月に哲学館を創設してから、平成24(2012)年で創立125周年を迎えるのを機に、『校友会報』でも第246号から「資料で見る東洋大学の歴史」の企画を連載してまいりましたが、今回で終了いたします。 最終回は、井上円了と哲学館に関わるさまざまな資料をご紹介します。

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