東洋大学校友会報256号
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平成25年5月11日(土)、和歌山県紀南文化会館において、平成24年度の井上円了賞授与式が行われました。井上円了賞は創立者井上円了を記念し、建学の精神を顕彰して、学術研究の振興に寄与することを目的として制定されたもので24年度の受賞者は南方熊楠を永年、研究してきた和歌山県田辺市在の中瀬喜陽氏です。中瀬氏は、昭和35年、東洋大学文学部中国哲学文学科を卒業後、和歌山県内の中学・高校の教員を永く務め、その間、南方熊楠の研究に従事し、殊に日記・書簡の解読を進めて『覚書南方熊楠』(平成5年・八坂書房)・『南方熊楠独白』(平成4年・河出書房新社)などを著しました。その後、平成18年には田辺市の南方熊楠顕彰館の初代館長に就任、現在は名誉館長を務められています。この永年にわたる功績に対して、本年1月15日に和歌山県文化功労賞を受賞されました。井上円了賞の授与式はこれまで、東京の白山で行ってきましたが、今回は受賞者の中瀬喜陽氏から「体調がすぐれず、東京まで出ていくことができない」と連絡がありました。ほぼ同時に、和歌山県田辺市の南方熊楠顕彰会が中瀬氏のこれまでの南方熊楠研究に対して、南方熊楠賞特別賞を授与するとのこと、中瀬氏もその授与式には出席できると連絡が入ったことから、和歌山県田辺市の紀南文化会館で行われる南方熊楠賞授与式で、井上円了賞の授与を併せて行うことになった次第です。東洋大学から卒業生室長の山田利明教授が和歌山県田辺市まで出向き、井上円了賞の授与を行いました。  (卒業生・甫水会連携推進室)中瀬喜陽氏に東洋大学「井上円了賞」を授与30TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 256TOYOUNIVERSITYCAMPUSNEWSキャンパスニュース現代の「健康と栄養」を担う人財を育成『食環境科学部』開設記念式典を開催4月5日(金)、東洋大学板倉キャンパスにおいて、11番目の学部となる「食環境科学部」の開設記念式典が開催されました。式典では、大学関係者挨拶、在学生歓迎の言葉、新入生挨拶のほか、群馬県副知事、板倉町町長から祝辞をいただき、林清食環境科学部長から学部学科の紹介が行われました。食環境科学部は、社会の変化や要請に応え、従来の「生命科学部食環境科学科」を基礎として、食環境科学科、健康栄養学科の2学科体制でスタートしました。国民が生涯にわたり健康的で明るく、活力ある生活が送れる社会づくりに貢献するために、生命と健康、食の安全に関わる分野で活躍できる人材を育成します。東洋大学と韓南大学との大学間学術交流調印式を挙行4月23日(火)、白山キャンパス学長室において、韓南大学(韓国テジョン市)と東洋大学との大学間協定・学生交換協定締結に伴う調印式が行われました。今回、協定を締結した韓南大学は、1956年に設立された伝統ある私立の大学で、学部生約1万8000名、大学院生約1500名、教養、経済、経営、法、国際、教育、工、社会、生命科学、ナノテクノロジーなど10学部、6研究科を擁しています。金炯泰總長と竹村牧男学長は、双方の大学における教育・研究活動や学生生活について懇談し、今後は学生交換および教職員の交流を進め、両大学間の学術交流を推進することが表明されました。今後の両大学間の学術交流の発展が期待されます。

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