東洋大学校友会報257号
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TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●25725いま学生全力疾走二度と戻らぬ貴重な 4年間を鈴木亮平メディアコミュニケーション学科3年 「一緒に大学OB・OGを取材して、本を作ろう!」 そう二人の友人に声をかけたのが、2年生の夏の終わり頃だった。目的は、これから長い大学生活を送る学生や自分の道を決める就活生のためになる本を作ることだった。 大人と同じ権利を持ちながら、4年という長い時間を与えられた大学生。今しかできない経験や挑戦がたくさんでき、人生の中で最も贅沢に時間を使える期間である。しかし、何かしたいと思っていても、何をするべきか見つけられず悩む学生もいる。自分の将来についても、ゆっくり自問自答できる期間だが、就活の時期になってから考えてしまい、就活迷子になってしまう学生もいる。だが、卒業間際になって後悔しても時間は戻らないのだ。 私自身、「今何をするべきか」、「将来やりたい仕事は何か」という問題にずっと悩んでいた。2年生の夏休み、ある卒業生の方に会いに行き、その点について相談してみると様々な疑問や不安を解消することができたのだ。そして、その卒業生の方は「もっと学生の立場を活用していろんな人に会って話を聞いてごらん。発見があると思うし、それは今しかできないことだよ。」とアドバイスしてくれた。 東洋大学の卒業生に会って学生生活や、仕事をテーマに取材をする。その情報を1冊の本にして、他の在校生にも提供することで、読んでくれた人が大学生活を有意義に過ごすきっかけを掴めるかもしれないと思った。それが本作りのきっかけだ。そして私の「今やるべきこと」になった。 本の出版にこだわった理由は、今しかできない経験、挑戦になると思ったからだ。自費出版なので、企画、営業、取材、執筆、レイアウト編集、校正、宣伝、経理などをメンバーの三人で全てやらなければいけない。この中でも、8万字の文章の校正作業は本当に大変で、校了前は寝食を忘れ取り組んだ。 取材活動では、普通では会えない人に会って貴重な話を聞くことができた。本のタイトルにもあるように東洋大学出身の挑戦者に限定して取材をした理由は、活躍している大先輩の存在を知る人は少ないから伝えたいということと、大先輩の活躍や言葉こそ在校生に刺激を与えるものになると思ったからだ。私自身、実際に取材活動の中で「東洋大学には凄い先輩がたくさんいる」と実感できた。 振り返れば本当に忙しい1年間だったが、目標や挑戦のある日々は私たちの学生生活を充実させたと思う。これからの人生においても、目標や挑戦のある生活を送りたい。 主体性を求められる大学生活では、自分から動かなければ4年間は何も得られず終わってしまう。そしてその4年間は、全員が当たり前のように与えられる期間ではないということを自覚しなければいけない。それが、この本を通して一番伝えたかったことだ。在校生全員が「東洋大学出身の挑戦者たち」になって活躍してほしい。◎購入ご希望の方は、左記の東洋大生協白山店にお問合せください。定価630円(税込)TEL:03‒3947‒4607* * * * *

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