東洋大学校友会報259号
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TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●25931いま学生全力疾走時は金なり鄭 瑾経営学科4年私は中国安徽省の出身です。高校を卒業してから、2008年4月に来日しました。日本にきた理由は、来日経験のある叔母からいろいろ聞いたなかで、特に日本の高いサービスについての話に、とても驚いたからです。日本にはいいイメージがありました。留学を目的に来日。来日したとき、日本語についての知識は全然なくて、もちろん一言も喋ることはできませんでした。ただ、同じ漢字を使う民族だし、「同文同種」の間柄であろうとの親近感はありました。たしかに日中両民族は、歴史的にも民族的にも「同文同種」であることに違いはないのですが、来日していろいろなことを学び、見たり聞いたりするたびに、今日の日中両民族は「同文同種」というには、少し違っているのではないかと考えるようになりました。 2年間、日本語学校に通って、東洋大学の経営学部に入学しました。東洋大学には、他国から多くの留学生が集まっており、いろいろな国の文化に触れることができる大学です。特に留学生連合会という組織では、毎年多彩なイベントを開催しています。私も1年生からこの会に参加し、4年生になって副会長を務めさせていただきました。たくさんのイベントを企画し、開催しました。たとえば、学校の中国語講座で講師として日本人の学生を教えたり、毎年の新入留学生歓迎会や年末交流会で司会をしました。また、日本人教授の授業で、中国語を勉強している学生と両国の文化の交流をしたりしました。こうした多くのイベントがあったため、自分も成長することができましたし、チームワークの重要性も認識しました。去年は、ボランティアとして、高尾山にごみを拾いに行きました。大学時代に、この留学生連合会に参加できたことは、本当に自分のために勉強になったと思います。よいチームワークを作って、イベントの企画経験を積み、司会の練習もしたり、他大学の学生とコミュニケーションをとって、イベントを大成功させることができました。毎回の新入留学生の歓迎会と年末交流会などのイベントは、『中国現代報』にも掲載されました。 ゼミでは、先生と一緒に多国籍企業について勉強してきました。そして、自分の知識をもっと充実させるため、早稲田大学の大学院に進学することにしました。卒業して、日本の会社で2、3年間の経験を積んで、非常に高い日本のサービス精神を中国に持ち帰り、中国の会社でも活躍したいと思います。アルバイトとして、今もユニクロ銀座で仕事をしています。日本の大手アパレル会社であり、特に銀座というサービス精神の高い街に勤めているからこそ、ずっとサービスの方針を勉強したい私にとって、とても良い経験となっています。 「時は金なり」―人生は短いものなので、この短い時間で有意義なことをやるべきです。留学のこの6年間、たくさんの人のお世話になりました。若いうちに、時を有効に使ったからこそ自分の財産になり、本当によかったと思います。今の中国と日本も、相互理解の上で、時を大事にし、両国が友好な経済発展をすることを心より祈っております。将来、これまで学んだ日本語を活かして、正確な時間を使い、中国の発展に寄与しつつ、日中の国際交流に貢献したいと思います。   (2014年2月記)

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