東洋大学校友会報 No.263
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22TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION ● 263著書彩々※この欄は、ご寄贈いただいた校友や大学関係者の編・著書を紹介しています。《 書 評 》 縄文人はなぜ円形の穴を掘って竪穴住居を建て、集落も環状なのか。縄文土器にはなぜ、縄目の文様が施されたのか。こうした問いに、考古学はまだ説得力のある答えを出していない。 著者は、心理学や文化人類学の考え方を援用し、大胆な論を展開する。円形は、「死と再生」を象徴する月や子宮を表し、糸をよりあわせた縄は、「不死」「再生」の象徴たる蛇が絡み合って交合する姿を表しているという。そして、人間の根源的なものの考え方に支えられた高い精神性こそ、縄文文化の本質、と説く。 土器を地域や年代に基づいて細かく分類する研究は戦後、大きく進んだが、技術論だけでは、確かに縄文人不在だ。歴史を語る上で、今とは異なる精神世界があったことを思う大切さに気づかされる。(「本よみうり堂」『読売新聞』平成26年4月27日掲載)『月と蛇と縄文人―シンボリズムとレトリックで読み解く神話的世界観』大島直行著(昭49史学)(寿郎社 2014年1月)『たばこ小屋・故郷』鍾理和中短編集野間信幸訳(昭52中哲文) (研文出版 2014年12月)『高野山 癒し』久利康暢著(平7印哲文)(主婦と生活社 2015年1月)『山口県方言聞きかじり』山中敬子編(昭54通国文) (渓声出版 2014年11月)『黄檗宗資料集成』第1巻木村得玄編(昭34仏教)(春秋社 2014年11月)【掲示板】平成27年度校友会および大学の主な行事予定          ※参考平成27年4月6日(月)入学式4月20日(月)校友会報第263号発行5月23日(土)支部長会(旧代議員会)5月24日(日)校友大会6月6日(土)学祖祭8月1日(土)校友会報第264号発行9月19日(土)卒業式10月11日(日)平和祈念之碑に集う会10月12日(月・祝)※出雲駅伝10月31日(土)~11月1日(日)大学祭(白山・朝霞・板倉)11月1日(日)校友会報第265号発行※全日本大学駅伝11月2日(月)~3日(火)大学祭(川越)11月7日(土)哲学堂祭11月8日(日)ホームカミングデー平成28年1月2日(土)~3日(日)※箱根駅伝2月1日(月)校友会報第266号発行3月17日(木)校友会学生研究奨励基金授与式・校友会長賞授与式3月23日(水)卒業式

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