東洋大学校友会報 No.270
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7TOYO UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION●270は、活気づいています。函館から2次交通手段を使って、道央・道東・道北圏へと広くて魅力ある北海道の大地を満喫していただきたいと思います。 浪漫漂う、エキゾチックな街・函館…1854年、ペリー提督が黒船に乗って函館港に来港して以来、いち早く西洋文化を取り入れた函館は、今もなお当時の面影を色濃く残しています。街のどこを見ても、絵になるお洒落でハイカラな風景があります。ロマンチックな街「函館」は、見れば見るほど知れば知るほど、不思議な魅力がいっぱいです。 ベイエリアに広がる赤レンガ倉庫群(12月にクリスマスファンタジーを開催)や、函館朝市の美味しい海鮮丼、旧青函連絡船「摩周丸」。港を見下ろす坂が多く、函館山の麓・元町には旧イギリス領事館、旧函館区公会堂に代表される洋館やハリストス正教会、カトリック元町教会などの教会群、さらにはトラピスチヌ女子修道院(隣り町北斗市にはトラピスト男子修道院)など、異国情緒溢れるたたずまいが随所に見られます。また、ロープウェイで登る函館山からの眺望(夜景)は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャンボに3つ星として掲載されています。函館港と津軽海峡に挾まれた独特の地形が扇状に広がる市街地の明かりが灯り、美しく輝いています。 街を走る市営の路面電車で、歴史とロマンを感じて函館ハイカラ散歩をお楽しみく 平成の黒船「北海道新幹線」が、津軽海峡海底の青函トンネルを潜って、南北海道(道南)の函館支部(渡島支庁・桧山支庁)に来道しました。幕末のペリー来港、昭和の青函海底トンネルの開通、そして平成28年3月26日の北海道新幹線(東京まで最速4時間2分)の開業です。 空路も相乗効果で賑わい、平成の光とともに観光客が大勢詰めかけている函館の街国特別史跡「五稜郭」 函館支部の位置です日本最北の城下町「松前町」 函館夜景 函館・北海道へ平成の光…「北海道新幹線」が希望と観光客を乗せて来たださい。国特別史跡である函館戦争の舞台「五稜郭」は、夏には野外劇も開催されます。市電終点には、350年余の歴史を誇る名湯「函館湯の川温泉街」もあり、年間約500万人もの観光客が訪れています。 その他、函館支部管内には代表的な観光地として、日本最北の城下町・日本さくら名所100選の「松前町」、〝江差の五月は江戸にもない〟と言われた、ニシン漁・北前船で栄えた「江差町」、日本海に浮かぶ海の幸の宝庫「奥尻島」、新日本三景「大沼国定公園」などがあります。★魅力度調査 民間シンクタンク「ブランド総合研究所」が2016年10月19日に発表した市区町村別の魅力度調査で、函館が3年連続4度目の1位になった。★函館はじめて物語 東北以北最古のエレベーター・北海道最初の公園「函館公園」・日本最初の洋式商用帆船「箱館丸」・日本最初の洋式築造城郭「五稜郭」・日本最初のコンクリート寺院「東本願寺函館別院」・日本最初の日本人設計の上水道・日本最初のギリシャ正教会「函館ハリストス正教会」・日本最古の銀板写真・北海道最初の学問所「諸術調所」・官立初の気象観測の地・日本最古のストーブ・日本最古のコンクリート電柱★支部の校友 山田芳順氏(昭52応化)は、函館に手づくりソーセージ専門店「ノイ・フランク」を、札幌に「ノイ・エッセン」を経営している。金澤俊廣氏(昭52商学)は、冠婚葬祭業「函館平安システム」専務取締役として「マリエール函館」、「平安ホール」5館、函館湯の川温泉に「ホテル河畔亭」を営業している。また、リゾートホテルや老舗洋食レストランを経営する校友のほか、教育界、経済界などの各方面でも多くの校友が活躍している。支部長 高田伸一(昭46経法)函館

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