東洋大学校友会報『哲碧』 No.277
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Interaction of peopleキラリ交流ネットInteraction of peopleキラリ交流ネットTEPPEKI22Interaction of peopleキラリ交流ネット谷口は鳥取県の米子から、島は神奈川県の相模原市から、私は千葉市から、お茶の水の東京ガーデンタワーに参集。「会えてよかった。」と言う挨拶で始まった。この言葉には、昨年箱根で散会する時、「来年も会えるかどうか分からないが、頑張って会おう。」と約束したが、三人ともそれぞれの大病を抱えて日々悪戦苦闘。そして1年後に勝ち取った80歳であった。とは言っても私は今年の1月3月5月に2回の手術と3回の入院。5月28日退院直後の会。写真の如く三人に内二人がマスクを必要とする始末。顧みれば一般教養科目は出来るだけ一緒に受講。下宿も島と谷口、谷口と名古屋といった具合に、どこかで繋がりを持ち、定期考査のための勉強も三人一緒の時もあった。卒業後、谷口は研究者・学者の道を進み、島と私は高校という現場で定年まで。谷口は定年後故郷に帰って、地元の歴史研究に余念がない。合間に釣りを楽しむと言う。島は創作と山登りを楽しんでいる。私は和歌文学学会と西行学会で楽しむ。西行学会誌には八年連続で書かせて戴いているし、下手な短歌を詠んでは楽しんでいる。病で中断している「生涯学習講座」も復活させたいなど、やるべきことがまだ沢山あるのが良いと思っている。別れの言葉は、「お互いに少しでも長生きしよう。」で。「また会えたら。」であった。東洋大学校友会東京5支部創立60周年記念式典を開催福原 達夫1975(昭50)商学 城北校友会東京5支部(城東、城西、城南、城北、三多摩)発足から本年で60周年を迎え、5支部合同の記念式典を7月7日(日)白山キャンパススカイホールで盛大に開催しました。式典に先立ち、5支部の総会を1号館の各教室で行った後に記念式典の会場に移りました。ご来賓として油井貫行東洋大学常務理事、竹村牧男東洋大学学長並びに神田雄一校友会会長にご多忙のなかご出席を賜りご祝辞を頂きました。特に、新たに就任された神田校友会長からは「新しい時代の魅了ある校友ソサエティの実現」をスローガンに皆が楽しく集える魅力ある校友会の姿を目指すと共に母校の支援は我々校友会の大きな目的であると力強く述べられました。当日は近隣支部に加え、親交のある支部並びに甫水会東京4支部からご列席を賜り盛会な式典となりました。続く記念講演では、竹村学長から「井上円了の活動主義について―没後100周年に思うこと」をテーマにご講演を頂きました。一見難しいテーマのようですが、分かり易く軽けいみょうしゃだつ妙酒脱な語りで井上円了の哲学と教えの一端をご披露頂き、哲学は身近にあるものと感じられました。このあと160名を超える参列者が一同に会して懇親会、美味しい料理と美酒で支部を超えた交流の輪となり楽しい時間となりました。この日用意されたアトラクション、東洋大学ジャズオーケストラ・グルービーサウンズの迫力ある演奏が始まると、参列者もその演奏に引き込まれアンコールもあり盛り上がりました。締めくくりには、箱根駅伝や野球などの応援で知られる応援指導部によるパフォーマンス、校友会頑張れとエールを送ってくれました。以上のような記念祝賀会でしたが、校友会の更なる発展と会員相互の親睦を誓い記念行事は盛会裏に幕を閉じました。外国人留学生との国際交流に参加して吉田 信幸1970(昭45)経済 佐賀佐賀で「外国人留学生との国際交流」と言っても、あまりなじみがないかもしれません。しかし、佐賀県内の在留

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