塩川 一美1967(昭42)法律 神奈川 紅葉の美しい秋の一日を宮ヶ瀬湖周辺を散策し、名物のダムカレーを堪能しようと、校友会・甫水会・甫水OB会のメンバー17名が、2019年11月9日の土曜日に小田急線の本厚木駅に集合しました。 駅前から宮ヶ瀬湖行きの路線バスに乗車し、曲がりくねった山間の道路を揺られること50分。煤ヶ谷(すすがや)と宮ヶ瀬を分ける峠を越えると、湖が前方に広がって見えて来ました。19年前の平成12年に横浜方面への水がめとして完成した湖で、水が満水になるまでに4〜5年ほどかかったとのこと。 バス到着後、早速ここの施設を案内する「やまなみビジターセンター」に立ち寄りました。園内の乗り物や動物たちの生息についての写真・展示物があり、手作りの民芸品などが並べられ、興味深く見学しました。 園内を横切って遊覧船の船着き場に向かおうと歩き出すと、園内を回遊するミニSLのロードトレイン号が待機中! 我々団体の年齢を見て、女性の車掌から「乗っていきませんかー」と声を掛けられ、全員子どもに戻って乗車することに。 車掌さんの美しい声の放送を聞きながら、園内を回ること20分で船着き場前に到着、遊覧船に乗り込みます。向こう側のダムサイト船着き場まで湖上から紅葉した周りの山々を眺め、ところどころに浮かぶ浮島には水鳥が羽を休めていました。ダムサイトには、ダムの仕組みや構造、また、水の管理や発電、全国のダムの紹介など、子どもたちが楽しく学べる水とエネルギーの資料館があり、昼食時間まで見学しました。 お待ちかねの「ダムカレー」は、ここのレストランの一番人気になっています。カレーと野菜サラダが白いご飯で仕切られ、ソーセージを抜くとカレーがサラダ側に流れ出すという、至ってシンプルなカレーですが、皆さんそれぞれ楽しんでいたようです。午後はダムサイト広場をブラブラ、横浜方面を望むとランドマークタワーがかすかに見え、眼下には昔のままの中津川の流れが見えています。 ダムの構造は、コンクリート打ちの重力式で、規模は日本一です。高低差は156メートルと高い高い! ダムの放流は週2回で、当日は残念ながら放流はありませんでした。 ダム下にもミニSL式の乗り物がこの先のあいかわ公園まで運転しています。皆さん中津川の流れを見ながら公園まで散策、途中にある郷土資料館に立ち寄り、愛川町の昔からの産業や養蚕、更に伝統芸能や自然について勉強しました。 近くにある服部牧場のアイスクリームを是非食べたかったのですが、時間がないので次回のお楽しみで園内の売店で販売しているアイスで我慢です。 帰りもバス停留所まで15分ほど歩きです。秋の山道を下って民家の脇を抜け、全員無事に乗車し、朝集合した本厚木駅までバスに揺られて夢心地で帰って来ました。 お疲れさまでした! (『支部だより神奈川』2020年4月30日)
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