ださいましたことに︑心より御礼申し上げます︒お陰様で︑尋常ではない事態の中でも︑東洋大学は学生たちの学びを止めることなく春学期を終え︑秋学期より︑対面・非対面のハイブリッド型授業を開始しております︒ 小・中・高等学校と比べ︑1クラスで授業を受ける学生数が多く︑キャンパス内を移動する学生たちの相互接触機会も増加します︒さらに︑半数以上が成人である学生たちの行動範囲は格段に広い状況にあります︒このような中︑学生自身の感染と家族への感染を避け︑クラスターを発生させないために︑どうしても入構を制限せざるを得ませんでした︒ 秋学期からは︑教室における対面授業を部分的に開始しておりますが︑それでも多くの学生が感染への不安や経済的な事情から実家での暮らしを維持したい︑あるいは高齢家族を守るために無症状感染者になりたくない︑などという理由で︑学生自身が非対面のメディア授業を選択する比率が高くなっております︒これは︑一部マスコミで報じられている傾向とは異なっております︒そうした学生たちからの要望に応えながら︑本学では︑対面授業を同時配信する仕組みを考案し︑設備の補強をして︑ハイブリッド授業に踏み切りました︒全国でも有数のマンモス大学でこうした大胆な準備が整いましたのは︑迅速な決定と実行を法人と教学が一体となって進める体制が構築できたからであると思います︒矢口 悦子(やぐち えつこ)【略歴】 ◆1956年 12月 秋田県生まれ◆1975年 3月 秋田県立横手高等学校卒業◆1980年 3月 お茶の水女子大学文教育学部教育 学科卒業◆1983年 3月 同大学院人文科学研究科(修士課 程)修了◆1986年 3月 同大学院人間文化研究科(博士課 程)単位取得退学◆1986年 4月 法政大学非常勤講師 (〜1995年3月)◆1992年 4月 お茶の水女子大学非常勤講師 (〜2002年3月)◆1994年 10月 千葉大学非常勤講師 (〜2000年3月)◆2000年 4月 山脇学園短期大学教授(〜2003年3月)◆2003年 4月 東洋大学文学部教授(〜現在)◆2013年 4月 東洋大学社会貢献センター長 (〜2015年3月)◆2015年 4月 校友会の皆様 校友会の皆様には︑いつも暖かく母校を見守ってくださり︑ありがとうございます︒この4月に︑竹村牧男学長の後任として第44代学長となりました矢口悦子でございます︒ まずは︑この間のコロナウイルス感染症の拡大により︑キャンパスでの授業を受けることが難しくなってしまった後輩たちのために︑様々な形でご支援く校友会の皆さまへ 学長からのご挨拶校友会の皆さまへ 学長からのご挨拶学長 プロフィールださいましたことに︑心より御礼申し上げます︒お陰様で︑尋常ではない事態の中でも︑東洋大学は学生たちの学びを止めることなく春学期を終え︑秋学期より︑対面・非対面のハイブリッド型授業を開始しております︒ 小・中・高等学校と比べ︑1クラスで授業を受ける学生数が多く︑キャンパス内を移動する学生たちの相互接触機会も増加します︒さらに︑半数以上が成人である学生たちの行動範囲は格段に広い状況にあります︒このような中︑学生自身の感染と家族への感染を避け︑クラスターを発生させないために︑どうしても入構を制限せざるを得ませんでした︒ 秋学期からは︑教室におけるりますが︑それでも多くの学生が感染への不安や経済的な事情から実家での暮らしを維持したい︑あるいは高齢家族を守るために無症状感染者になりたくない︑などという理由で︑学生自身が非対面のメディア授業を選択する比率が高くなっております︒これは︑一部マスコミで報じられている傾向とは異なっております︒そうした学生たちからの要望に応えながら︑本学では︑対面授業を同時配信する仕組みを考案し︑設備の補強をして︑ハイブリッド授業に踏み切りました︒全国でも有数のマンモス大学でこうした大胆な準備が整いましたのは︑迅速な決定と実行を法人と教学が一体となって進める体制が構築できた 校友会の皆様 校友会の皆様には︑いつも暖かく母校を見守ってくださり︑ありがとうございます︒この4月に︑竹村牧男学長の後任として第44代学長となりました矢口悦子でございます︒ まずは︑この間のコロナウイルス感染症の拡大により︑キャンパスでの授業を受けることが難しくなってしまった後輩たち
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