て頂いております︒ 2019年5月に新体制をスタートして以降︑先ず当会の現状把握をすることに努め︑会自体の課題を整理することから着手致しました︒特に校友とのコミュニケーションの頻度と内容について見直しをして︑支部の皆さまには﹁支部報告﹂をお送りして活性化と改革の詳細を伝達し︑寄せられた質問に対しても必ず回答する双方向のコミュニケーションに努めて参りました︒結果として︑各支部から母校ならびに校友会に対する熱い想いを頂くと同時に︑多くの改革を後押しする賛同の声を頂戴しました︒ 具体的な改革の実践項目を挙げますと︑次のようになります︒ ︻コミュニケーション改革︼❶2020年4月より校友会改革の詳細を報告する﹁支部報告﹂を5回発行し︑寄せられた質問に対する回答を含めた︑双方向コミュニケーションの実現︒❷2020年8月ホームページを一新し︑頻度よく情報発信を可能とする情報発信拠点の整備︒︵https://www.alumni-toyo.jp︶❸校友メールアドレス獲得キャーペーンを実施し︑3週間に一回の頻度でのメールマガジンの配信開始︒❹従来2~3か月毎に発刊していた﹁校友会ジャーナル﹂を電子化し毎月配信︒❺Zoomオンライン会議システムを導入し︑2020年10月から理事会をオンライン化︒12月より地方支部からの傍聴を実現︒❻Zoomオンライン会議システムに関する校友向け初心者研修︑主催者研修を実施の上︑2020年10月より支部への貸し出しの開始︒❼大学主催﹁Hands to Hands支援﹂に多くの卒業生が寄与︒大学連携によるメールマガジン効果が日本ファンドレイジング協会﹁寄付月間2020年認定企画・あなたが選ぶ大学ファンドレイジングニュース﹂に取り上げられる︒ ︻組織改革︼❶2020年10月1日付一般社団法人東洋大学校友会設立︒大学からも信用力強化に対して評価を頂く︒❷2020年10月﹁支部支援・若年層活性化部会﹂﹁コンプライアンス部会﹂を新設︒総務部会は︑今般の﹁定款・規定整備﹂に尽力︒❸2021年2月理事会において5月開催の代議員会に諮る﹁定款・規程等改定﹂決議採択︒ ︻大学交渉︼ 昨年2月を皮切りに︑理事長︑常務理事との面談を重ね︑現在事務局長である笠原理事とほぼ毎月面談の機会を持って頂いております︒現段階では︑卒業生情報の共有と当会理事会に参加される大学からの理事派遣に対して柔軟な姿勢が伺える状況です︒校友会財政にも理解を示して頂き︑真の卒業生組織代表としての仕組みと実績︑卒業生への影響力︑会目的に沿った実効性と実績等が焦点になってきている段階であります︒ 今回の改定目的は﹁組織体制の整備﹂となります︒特に今回の改定は︑今後全ての卒業生を代表する組織として︑従来の伝統を活かしつつ︑法令遵守だけでなく﹁透明性を担保する仕組み﹂による組織の強化と︑全校友を包含する﹁網羅性﹂を最も大きな改定のポイントとしています︒ ⒈ 透明性の担保 今回の提案では︑会員の代表である﹁代議員﹂の選出に際して︑選挙制度の導入をご提案させて頂きました︒これは︑内閣府が代議員制度を導入する上で示した5つの要件の一つであり︑他大学の一般社団法人卒業生組織でも大半が導入している要件です︒正会員であれば誰もが会員の代表である代議員に立候補できる権利を有すると共に︑選挙という最も公平な手段で選出する仕組みであり︑若い人であろうとも正会員であれば校友会活動に共感し︑会員の代表として校友会の重要事項の決定に参画できることを意味しています︒また代議員の選出に際しては︑理事会並びに理事は関与してはならないことを明記しており︑理事選任の権限を持つ代議員が公正な立場で権利を行使できるようにする﹁透明性﹂を定款・規程等の改定活性化と改革の現状
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