
雲仙岳は島原半島のほぼ中央に位置し、四季折々の自然美は誠に素晴らしく、国内はもとより海外にも広く知られてきました。春は天然記念物のミヤマキリシマが朱、赤、紅、緋色などの絨毯を織りなします。初夏は山間に「山ぼうし」の白い花が美しく点在し、夏は深緑の森林浴に冷涼の憩いのひと時を与えてくれます。秋は山肌が紅葉の色で絶景の美観を呈します。冬は「花ぼうろ」と呼ばれる神秘にして荘厳な雲仙霧氷が美しい景観を表します。また雲仙は古くより仏教の聖地として発展し、西の高野山といわれてまいりました。雲仙温泉も景行天皇の御代より「峰の湯」と呼ばれ、素晴らしい効用に、保養地雲仙の名声が高くなってまいりました。
当館は雲仙温泉では唯一、敷地内に豊かな湯量の源泉を持っていますので、100%自然の源泉による温泉です。また、「かけ流し方式」により常時新しい源泉が湯舟に供給されています。泉質は、酸性・含硫黄―アルミニウム―硫酸塩温泉で、その効用は神経痛、筋肉痛、関節炎、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進などへの適応症があります。