母校支援

【著書彩々】校友・柏原一之氏のご著書紹介

真実鉄路~線路沿いの青春時代

柏原一之氏(経営学部商学科卒業)による写真集(2025年8月17日 自費出版)のご紹介です。

遠い学生時代の記憶を紡いだモノクロの鉄道旅の写真集です。旅への憧れから通った駅、旅先で降り立った駅で見かけた、日常に走っていた車両と共にあった乗客の姿など全てが昭和50年代を中心にした青春時代の記憶と記録です。

大学卒業目前の昭和58年2月まで撮影データを残していました。デジタルの撮影と異なりフィルム撮影のため決して多くない枚数から現像液の匂いが染みついた一部劣化したモノクロのネガをスキャンしていると、素直にシャッターボタンを押した一場面一場面が甦りました。

鉄道はこれからも自分には唯一無二の存在で、大げさに言えば人生に寄り添う哲学だと思います。使命を与えられ誕生した車両がやがて第一線を退き新たなステージで頑張る姿、新幹線車両のように第一線で全うする姿、現役時代よりも長きにわたり復活運転をしている蒸気機関車などの動態保存車両。時代の要請で開業した路線が地域産業の衰退等で役目を終えてレールを剥がされ自然に還った廃線。昭和の一時期の記録としてご覧いただければ幸いです。

*巻末には鉄道風景画家の松本 忠様から温かいお言葉を頂きました。

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