全国の支部ブログ

学祖歌碑美化作業と支部交流会(報告)

実施日: 2026年3月29日(日曜日)11時より
場 所: 長崎県松浦市福島町 大山展望所

晴天のもと桜が咲き誇る大山展望所に、甫水会佐賀支部4名、校友会佐賀支部6名、長崎支部6名の計16名が参集しました。
歌碑周辺の雑草除去などの美化作業を行い、その後は桜の下で花見交流会を実施し、支部間の親睦を深めました。

今回美化作業に参加されたみなさん

 

明治39年に井上先生が講話をされた福寿寺(歌碑から北へ3kmに現存)

 

歌碑探訪記(1999年発刊「長崎県支部55周年記念誌」より)

 

動画(限定公開)
YouTube: 作業直後の大山展望所空撮「井上円了先生 長崎県松浦市福島町 歌碑」
※甫水会佐賀県支部の㮈村(はなむら)さんがドローンで撮影(国交省/松浦市役所許可取得済)
https://www.youtube.com/watch?v=Ifg7Mg2rxyY&list=WL&index=101
YouTube検索では見られません。上記青字をコピーし、Google/YahooなどブラウザのURL入力欄に貼り付けてごらんください。

歌碑美化作業はこれからも毎年3月末に実施します。(清掃道具や軍手、お弁当と飲物は支部で準備します)

これまでお問い合わせが多かった「福島町の学祖歌碑」について調べてみました。

1.歌碑建立:
福島町により1970年11月3日(『校友会報84号』に探訪記掲載)

2.校友会による美化作業:
2008年より毎年3月実施(内容は支部ブログ参照)

3.碑文の由来:
東洋大学井上円了記念学術センター「井上円了選集第12-15巻」南船北馬集(井上円了先生が社会教育と募金活動の全国巡講日記)
その第1編P241(https://www.toyo.ac.jp/dp/enryo/senshu/12-15/index_h5.html#243)長崎県福島 滞在記より以下を抜粋させていただきました。

明治39年9月
4日 晴れ。汽車にて伊万里に至り、これより和船にて福島村〈現長崎県松浦市福島町〉*1に移る。北松浦郡内の一孤島なり。宿坊は尊光寺*2にして、開会は住職 岩本至暁氏、村長 福井清平氏等の発起とす。
5日 雨。福島滞在。夜に入りて天ようやく晴れ、明月輝を流し、羽化登仙の趣あり。峰巒繞海々如湖、満目風光与世殊、孤島今宵会明月、賞来不復憶東都、(峰々の連なる所に海がめぐり、海は湖のごとく静かに、見渡すかぎりの風光はこの世とも思われない。孤島〔福島〕の今宵は明月に会い、たのしみ尽くして更に東都〔東京〕をおもうこともなかった。)また、福島の生産業につきて、「海に釣り 山に耕し 地にほりて 民のかまどは福々の島」*3と題す。
6日 雨。午後、同島福寿寺*4に移りて開会す。住職井手覚乗氏は哲学館出身なり。寺は海に面して以呂波嶼と相対す。青巒四十七個ありて波上に浮かぶ。小松島の観あり。西肥到処景最宜、伊呂波洲奇更奇、大小青巒四十七、看疑玉盞泛盆池、(西肥前の地はいたるところ景勝にめぐまれてすこぶるよい。伊呂波のなぎさはまことにすぐれている。波上に浮かぶ大小の青いみねは四十七、玉のさかずきを盆池にうかべるになぞらえてみる。)この日、炭坑主市村正太郎氏宅に一休す。

* 注釈
*1 北松浦郡福島〔村〕は1951年の町制施行で町へ、さらに2006年に松浦市に合併され松浦市福島町となる
*2 尊光寺 松浦市福島町塩浜免924に現存する浄土真宗本願寺派寺院/文化7年(1818年)建立
*3 碑文(訳: 福島は農業・漁業・産炭で栄えている福の島である)
*4 福寿寺 松浦市福島町里免1141に現存する曹洞宗寺院/文安元年(1444年)に開山 (写真)

 

(長崎県支部 上薗記)

 

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