令和5年度 秋田県支部総会報告
令和5年7月15日(土)秋田市中通「イヤタカ」を会場に、令和5年度の秋田県支部総会が開催されました。
当初41名の方が参加の予定でしたが、前日からの大雨の影響により、朝からキャンセルが相次ぎ、最終的に26名の参加となりました。
今年度は総会と合わせて講演会を企画し、令和2年に母校の学長に就任された、矢口悦子様(横手高校卒)に講師をお願いしました。
講演会は、来賓として7月より秋田県理事に就任された丹治純子様、甫水会秋田県支部長の高橋源太郎様にもご出席いただき、AAB秋田朝日放送アナウンサー・和気徹児秋田地区幹事の司会により進められました。
矢口学長からは、「東洋大学の今 ~学祖井上円了先生の精神を受け継いで~」と題して、円了先生の社会教育への取組や、その精神を受け継ぎ、未来に向けて歩む東洋大学の今の姿について熱く語っていただきました。学長の講演を聴き、円了先生が生涯教育を提唱して全国行脚したことや、民俗学者・柳田国男と妖怪について論議したことなど、改めて円了先生の多岐にわたる業績やエピソードについて知ることができました。また、現在の大学の施設設備や学生の様子、教育研究機関としてのDX(デジタルトランスフォーメーション)人材育成への取組なども紹介くださり、参加者一同、母校の著しい発展ぶりに感銘を受けました。
総会では、すべての議案が原案通り承認され、続く懇親会では、秋田地区の吉富孝彦氏のギター演奏や、事務局長の塚本賢氏のマジックの披露などもあり、久しぶりの再会に話も弾み、和やかで有意義な会となりました。
ご多忙の中、前日から来県され講師を務めてくださった矢口悦子様、学長への講演依頼等で労を取られた白山支部長、学長案内でご協力いただいた、あきた文学資料館の京極雅幸様、悪天候の中、参加してくださった皆様、また、諸準備に当たってくださった西副支部長はじめ秋田地区の役員の皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。
来年度の秋田県支部総会は県北地区での開催となります。天候がよく、多数の校友が集える会になりますことを祈念しています。
報告者 秋田地区長 後藤武之(昭和61年卒 国文)