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天皇杯:祝16強(対アルビレックス新潟戦)

皆さんご承知のとおり、7月16日にデンカビッグスワンで行われた天皇杯3回戦で、東洋大サッカー部は、J1のアルビレックス新潟と対戦し、2対1で勝利をおさめ4回戦進出を決めました。

監督をはじめ選手、チームスタッフの皆さん本当におめでとうございます。
学生チームとして史上初めて柏、新潟とJ1勢連破の偉業を成し遂げたことを心から祝福いたします。次の神戸戦でも、さらなる高みを目指しての活躍を期待しております。

試合を経過は、皆さんご承知でしょうが、スタジアムで応援した立場から、当日の雰囲気や感想を記し、サッカー部の快挙を記憶にとどめておきたいと思います。

応援の校友と記念撮影 左端は筆者、隣が本間校友会新潟県支部長

 

<いざスタジアムへ>

高まる気持ちを抑え、久しぶりのスタジアム観戦にビッグスワンに足を運びました。甫水会の好意で入場ゲートで、ミニフラッグとバルーンスティックの応援グッズを手にし、東洋大学のゴール裏へ。テレビで見た柏戦よりは、多くの応援団が陣取っていました。主体は、男子サッカー部と女子サッカー部のようです。フラッグ、メガホン、鳴り物もあって、にぎやかに選手の後押しをしています。

選手入場時には、ビッグフラッグを掲げて、声援のボルテージは増すばかり。残念ながら、学生の後方に席を取ったことから、どんなフラッグかは目にすることができませんでした。フラッグ作成に経費がかかったとか、支援にタオルマフラーを購入させていただきました。

<東洋ペースの試合運びで先制点>

試合開始、東洋イレブンの背中を押すべく声援は高まるばかり、一方のアルビレックス新潟のゴール裏には3000人のサポーターが、歌とコールで選手を鼓舞しています。3000人に対して当方の300人(私の勝手な目見当です)、こちらも気持ちでは負けていないつもりです。それでも、公式戦連敗続きのアルビレックス、サポーターの勝利を渇望する気持ちが声援に込められ、唸りのような声援です。

しかし、試合はアルビの声援が東洋を後押ししているかのような展開に。アルビがボールを持っても、ことごとくパスコースが切られるのか、前線にボールを運ぶことができません。一方のわが東洋、ボールを上手に回しゴールを脅かす、果敢な攻撃を見せています。

前半は、ほとんどが敵陣での試合展開でアディショナルタイムに突入します。ここまでアルビを苦しめているから、後半に流れが変わっても困るから、ここで1点ほしいね。と、隣席の人と話していると、何と、先制の得点、学生は大騒ぎ、私は小躍りし喜びを爆発。押し気味に試合を進めた結果が実を結びました。

<追いつかれるも、再度の得点で勝利>

後半開始、アルビの選手交代が功を奏したのか、アルビペースで試合が始まります。さすがプロという感じです。その流れから、1点返されてしまいます。東洋の応援席に何となく落胆のムードが漂った感じがしました。しかし、君たちは、負けたわけではないよ。試合が振り出しに戻っただけ、「気持ちを切り替えて」、「前に進め」との叫びが届いたのでしょうか。

劣勢の中、相手陣内で競り勝ったボールを、ディフェンスとキーパーをかわし、ゴールネットを揺らします。追いつかれても、あきらめず突き放す。なんと、あっぱれな試合運びでしょうか。得点後、ゴール裏に走りこむ選手、歓声を上げる応援の学生、先取点に倍する興奮のるつぼと化す東洋のゴール裏です。

選手とゴール裏が一体化した瞬間です。私も叫び、旗振り、周りの人たちとハイタッチ、選手を信じていましたが、まさかの思いもありました。それだけに腹の底から喜んでおりました。

その後は、アルビの猛攻を全員でしのいで、ポストに救われることも、冷や冷やしながらも、タイムアップで東洋の勝利。

<「アイシテル東洋」>

学生はじめ、応援していた皆が、飛び跳ね、東洋コール、まさにゴール裏は歓喜の渦。東洋イレブンは、審判・アルビの選手と挨拶を交わし、アルビサポーターの前へ。東洋のゴール裏からは、新潟の応援ソング「アイシテルニイガタ」ならぬ、「アイシテル東洋」が響き渡る。私も楽しく歌わせて頂きました。

これは、昨年4年生だった、稲村選手がアルビレックス新潟の特別指定選手として、ルバンカップ準優勝に貢献したことを機に、アルビサポーターが、サッカー部に寄附金を寄せてくれたことに対するお礼で、「あなた方の支援でここまで戦うことができました。」という、感謝の意味を込めてサポーターに挨拶し、「アイシテルニイガタ」の東洋版を歌っていると、歌には勝った喜び以上に感謝が込められていると、自己流に解釈し、感動を新たにしました。その稲村選手はすでにアルビを離れ海外に飛び立ちました。さらなる飛躍を願うばかりです。

さて、東洋イレブンは、バックスタンド、メインスタンドを順に挨拶し、ゴール裏へ。それぞれの顔に、勝利の喜び、戦い切った満足感、東洋の誇りがにじんでおります。ゴール裏からは、感謝のコールが、J1勢、柏、新潟と勝ち進みベスト16に駒を進めた東洋、次はJ1王者の神戸戦です。2度あることは3度ある。大学王者東洋の戦いを楽しみにしています。
「アイシテル東洋」

最後に、アルビレックス新潟には、残りJ1リーグ戦で何とか残留を果たしてほしいと思います。
「アイシテルニイガタ」

1978年法学部法律学科卒 斎藤 淳

 

追加点のあと、ゴール裏に駆け寄る東洋イレブン

試合終了後、アルビレックスのサポータに挨拶する東洋イレブン

ゴール裏の応援団に感謝の報告をする選手

 

 

 

 

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