全国の支部ブログ

北海道から出雲へ=法学会が結んだ縁

東洋大学校友会島根県支部のみなさんへ

月に一回、校友の皆さんからさんから近況等のメールを頂き、皆さんにお送りしています。
5月は出雲市平田町にお住いの釜屋啓子さんからのメッセージです。釜屋さんは島根県支部の女性部長(幹事)として、校友会活動をお世話頂いています。北海道から東洋大学に入学され、1981年(昭和56年)法学部法律学科を卒業されました。
今回のタイトルは、「北海道から出雲へ=法学会が結んだ縁」です。ご一読ください。

島根県支部支部長 福島康治


 

「北海道から出雲へ=法学会が結んだ縁」

私が東洋大学に入ったのは高校を卒業してすぐでした。やりたい仕事につけず、大学に行って勉強をもっとしてみようと思いたち受験しました。
昼間は仕事して、夜はⅡ部の法律学科に通いました。もともと勉強は得意ではなかったのですが、夜の授業を受けていると眠気を我慢するのが大変でした。
クラスメートには色々な年齢、色々な職業の人がいました。北海道の田舎から上京して、物めずらしさや驚きで一杯でした。
同好会である「法学会」に入って、友達もでき他の人と話す事が多かったので、勉強は不得意のままでしたが、どうにか4年間で卒業することができました。
夏休みには、大学の「白馬山荘」で法学会の合宿しながら法律を学んだ事を今でも懐かしく思い出します。
その中に出雲出身の一年先輩で夫となる釜屋治男がいました。

1981年(昭和56年)法学部法律学科を卒業してからは、生活に追われ東洋大学の事はすっかり忘れていました。
主人は法務局勤務でしたが、転勤で島根に帰り、退職後に司法書士事務所を開いています。私も数年間は事務所で共に仕事もしていましたが、別の仕事にもチャレンジしたいと思い、現在は介護の仕事に従事しています。
この仕事では直接法律の文言が活かされてはいませんが、授業やサークルで培った学友とのコミュニケーション力や、他者への思いやる心は活かされていると思っています。

4人の子供の手が離れたある時、東洋大学校友会島根県支部からの総会案内のハガキを見て思い立ち、支部総会に行ってみました。
それが15年ほど前でした。それから校友会島根県支部の役員にもなり、色々な行事に参加するようになりました。2019年5月には白山スカイホールで「第8回校友会女性連絡会総会」に参加し、全国の多くの女性校友とも交流できて有意義な時間を過ごすことが出来ました。
人との関わり方も色々な方法があるものだと思っております。
北海道で生まれ、白山で青春を過ごし、出雲で暮らす不思議な人生は、「法学会」という同好会が転機でした。大学生活での学びのきっかけがあったから現在の楽しみも喜びもある人生になりました。その不思議さに感謝しながら、校友会に参加させてもらっています。

世間では新型コロナウィルスの話でもちきりです。世の中何が起こるか予想できません。人間がマスクをしなくてはいけない時代です。
やりたい事・したい事をして生きるのはとても大切です。
これからも校友会での出会いを楽しみながら参加させていただきます。

釜屋啓子 法学部法律学科1981年(昭和56年)卒業
出雲市平田町

 

 

 

 

 

 

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