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涌田ゼミと白山コンピューターが島根へのIターンの力をくれた

東洋大学校友会島根県支部の皆さんへ

月に一回、校友の皆さんから近況等のメールを頂き、皆さんにお送りしています。
6月は江津市渡津町にお住いの服部克典(旧姓佐藤)さんからのメッセージです。服部さんは横浜出身で1978年(昭和53年)経営学部経営学科を卒業されました。結婚後に奥様の故郷の島根県へⅠターンされ、現在は江津でお住まいです。
今回のタイトルは「涌田ゼミと白山コンピュータが、島根へのIターンの力をくれた」です。ご一読ください。

島根県支部支部長 福島康治


 

「涌田ゼミと白山コンピューターが島根へのIターンの力をくれた」

皆さんこんにちは。私は1974年(昭和49年)に入学し、横浜の実家から白山台へ通っていました。

大学では経営情報論を専攻したく涌田宏昭先生の門をたたきゼミに入りました。
ゼミには北海道から沖縄まで全国各地の出身者がいましたが、後輩に台湾からの留学生も入っていたのは国際化の一端を感じさせる事でした。

サブゼミから参加でき、普段の活動から合宿まで先輩方や同級生にも学びつつ学園生活を送りましたが、締め切り寸前で殴り書きとなったレポートを叱責される等の失敗も今ではいい思い出です。

情報処理コースで言語論、プログラミング、機械実習を履修し、計算機の操作もでき、スキルを獲得できたのは良い体験となりました。電算室は真夏でも涼しく、心地よかった記憶があります。

東洋大学電子計算機実習生会の論文集「白山コンピューター」への発表に向けた共同研究では、仲間と書籍を当たり、討論を重ね、実例を企業訪問で見聞しました。電算機による企業モデルのシミュレーションを行う等、学びへの入り口を覗けたのではないかと思います。

1978年(昭和53年)に卒業。地元横浜の金融機関へ就職して数年。縁あって学校教諭の女性と結婚しました。3年が経ち、妻の出身地の島根県江津市に戻る事になり、二人とも退職して1988年(昭和63年)にI・Uターンしました。

地域の人口は少ないのですが、その事が日常生活で一人一人の存在を際立たせていると感じました。私は江津市の酒造会社に転職し、未経験の業種に悪戦苦闘しながら事務電算化を遂行。何とか大学での専門分野を生かすことが出来たと思います。酒造会社が営業休止する為、2014年(平成26年)で退職し、現在は浜田市の事務機器販売の株式会社大川清風堂で総務経理の仕事に携わっています。

気が付けば母校が遠くなっておりましたが、出雲駅伝への毎年の出場や連絡手段のメール化等で距離が縮まった気がします。大学の発展を知り、校友の方々のご活躍の報に接すれば自然と笑みが浮かびます。今、コロナ禍で在学生にも勉学困難のある状態が気懸りです。早期に克服されることを願ってやみません。

 

服部克典(旧姓佐藤)
1978年(昭和53年)経営学部経営学科卒
江津市渡津町

 

 

 

 

 

 

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