母校支援

【公開シンポジウム】子どもの権利を支える保育について考えよう

自治体の保育施策ができること-東京都世田谷区の保育の量と質の拡充を目指して-

世田谷区と東洋大学福祉社会開発研究センターは2013 年度から共同研究を始めました。研究倫理などを含めた協定を結び、最初の 5 年間は母子家庭支援、近年の 5 年間は保育を中心にして、当事者主体の実践研究を進めてきました。 世田谷区は 認可保育所待機児が2010年代には待機児日本一の不名誉な整備状況にありました。保育 の量を増やすこと と同時に 質の整備を進めることが課題でした。

2017 年度以降 、待機児は 減少に転じ、2020 年度には 0 になり、本格的に保育の内容を子どもや子育て家庭の必要性に合致させて、子どもの権利の具体化に取り組むことに挑戦をしています。認可保育所を10 年間で約 1.75 倍にするためには、多くの保育所や保育者の協力を仰がねばなりません。

そうしたなかで、 多様な時間帯や預け方への対応、 障がい、病気、多文化など多様 な状況にある子どもたちを受け入れていく保育を具体化するにはどのような配慮や取り組みがもとめられたのでしょう。共同研究5 年目の節目に当た り、 実践研究報告を もとに 今後の支援や研究課題を考えてみたいと思います。

チラシPDF

開 催 概 要

【開 催 日 時】
2024年 1 月 20 日(土)13:00~16:30

【参 加 費】無 料

【会 場】
東洋大学 白山校舎 8号館 7 階 125 記念ホール
アクセスMAP:https://www.toyo.ac.jp/about/introducing/access/
※東洋大学のウェブサイトへ移動します。

【オンラインの場合】
Webexを利用しての配信となります。
オンラインでの参加をご希望の方は、チラシ又は下記のQRを読み込み、Webexをダウンロードの上ご参加ください。

プログラム

1.世田谷区の保育の量と質の向上の取り組み
保育課 保育の質向上担当副参事 大里貴代美

2.世田谷区の保育サポート体制
保育課 保育育成支援担当 係長 伊藤美智子

3.世田谷区の特徴的な実践/ 当事者主体の保育実践システム
気づく力を養う、気づく力を支える ーアセスメントシート、SVよりー
東洋大学福祉社会開発研究センター 上田美香

多様な状況の子を支える
■母語を外国語とする方への支援 -区立 保育園の実践より-
麗 麗 東洋大学助教 福祉社会開発研究センター
田中 剛 保育課 保育育成支援担当 係長

■社会的養護と連携する保育 -区立 保育園の実践より-
坂口 由美子 世田谷区立保育園長

■医療的ケア児の保育 -区立 保育園の実践より-
中由 加利 世田谷区立保育園長
小林 みゆき 世田谷区立保育園看護師
神谷 真由美 保育課保育育成支援担当 看護師

コーディネーター: 森田明美 東洋大学名誉教授 福祉社会開発研究センター

問い合わせ

東洋大学福祉社会開発研究センター
TEL:03 5924 2241
Mail:cdws@toyo.jp

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