卒業生の期待に応える校友会への変革
魅力ある校友会活動に一層の努力が必要。立ち止まってはいられない
2022年11月に校友会の声を伺いもっと大学の応援や、校友会の活性化につなげることを目的に校友会アンケートを実施したところ、重複回答を除き310名の校友からご協力をいただきました。回答者を年代別で見ていくと、50代~70代の回答者が中心で、60代が最も多くなりました。
アンケート結果全体としては、大きく3つのことが見えてきました。
1 母校愛は高い水準であること
2 会の活性化につながる活動が必要であること
3 情報発信は以前に比べ増えていると感じている方が多いこと
全体と通して言えることは、情報発信内容が増えたことにより、校友会の存在自体は認識度が高まりつつあるものの、「参加する活動、校友会自体の情報がわからない」30.1%、「校友会活動に入りやすい風土がない」25.5%というように、校友会活動には大きな改善が必要であり、その伝え方には工夫の余地があることがわかりました。
「さすが東洋大学」回答者の約78%が「母校を誇りに思いたい」と感じている
まず母校への想いについてですが、「母校を誇りに思いたい★5」と感じている校友が大変多いことです。「割と思いたい★4」と合わせると、全体で77.7%を占めました。
これはメディアやインターネットの普及に伴い、在学生や卒業生の活躍を目にすることで、「同じ東洋大学を卒業した」という気持ちになる機会が増えていることがあげられ、応援の気持ちが強いことがわかります。
会の活性化につながる活動の必要性
2つ目は、会の活動をより活性化させる必要があることです。その弊害点も見えています。現状の校友会のイメージは「高齢者が多い」34.7%で回答者の3分の2が感じているだけではなく、「人脈が広がりやすい」8.6%と回答者の16.1%しか感じていません。
人脈構築に期待を持つ方が少ない結果となりました(涙)。人脈に至っては、具体的な在学生支援活動や人脈拡大の仕組みの構築がこれまでできていなかったことが要因として挙げられます。
また、「形式を重んじられ参画しにくそう」13%、「会議やイベントに参加しないと入りにくそう」20.7%というように校友会への参加について壁を感じている校友は33.7%と決して低くはありません。
校友は多様な有益情報とコミュニケーションに期待
3つ目は、情報発信状況についてです。情報量について伺ったところ、「以前に比べ情報は発信されている」と感じている方は全体の80%。
ホームページのリニューアル以降、卒業生の活躍を中心に大学支援に関する情報や、スポーツ情報などをメルマガでお届けしていますが、最近では「同窓にこういう卒業生がいるが、ぜひ取り上げて欲しい」「もっと頑張らないといけない」といった声もいただくようになり、双方向コミュニケーションが生まれていることも事実です。
また、これまでも英語講座のお知らせをウェブサイトに掲載してまいりましたが、「大学と連携した学び直し機会提供」は回答者の22%、「大学研究への協力」15.9%と学びや研究の発展寄与するような情報ニーズも見られ、より多種多様な情報配信をするために大学と一層の連携が必要であると言えます。
「感謝感激」校友会活動への協力意識
学生向け食糧支援の実績効果もあり、支援に対する考えは、「時間の許す範囲で可能な限り支援したい」36.1%で最も高く、寄付等時間が拘束されない範囲かつ可能な範囲で協力したい」が22.6%と比較的前向きな回答が得られました。
特に現役世代の場合、日中は就業中であるため、時間的制約を伴わない支援を求める回答者が多くなりました。
この度は校友会アンケートにご協力いただいた校友の皆様におかれましては、心より御礼申し上げます。今回が初めての校友アンケートとなりましたが、今後も会の活性化につなげるために、定期的にアンケートを実施していきたいと考えております。
校友会では「他者のために自己を磨く東洋大学の心」を発揮し、校友の深い絆をベースに母校の発展に寄与し、卒業生が誇りをもって社会で活躍できるよう精進してまいりますので、今後ともご支援のほど宜しくお願い致します。