母校支援

清々しい気分で自己を磨く

校友会活動とボランティア

校友会活動と言うと、一昔前は親睦団体色が強く、直ぐに飲み会イベントのイメージが強かったのではないでしょうか?親睦は大切なのですが、単に気の合う仲間だけの集まりになっている、リアル参加にこだわる、或いは催し物にこだわり費用がかかると言った声が上がると同時に、人脈が拡がる、参加したことで自身が向上するという目的意識の高い若年層などからは敬遠されがちです。

そうした中、活性化している校友会組織では、「社会貢献」と「母校の発展」さらに「校友の親睦と研鑽」を全て満たす校友会活動が活況を呈しています。近畿大学校友会のように、このような活動で年間2件以上マスコミに取り上げられることを目標にしているケースまで出てきています。

ある大学では地元の中小企業団体中央会傘下の食品関連協同組合と校友会の地域支部が連携した活動を行っています。なかなかネット活用が進まず苦労する中小企業に対して、母校の教授によるネット活用におけるマーケティングのオンライン講座を開講し、地元商品の紹介ネットワーク構築を支援し、それが様々な業種に拡大しているそうです。このことが、地域で「〇〇大学ってすごい」「息子を是非行かせたい」などの声となり大学ブランドを向上させるだけでなく、地域における人脈が拡がることから若年層も参加するようになったとのことです。

ちょっと視点を変えれば様々な地域貢献、社会貢献を通じて、校友の絆が深まるだけでなく、大きな大学支援に繋がるのではないでしょうか。

早稲田大学校友会の取り組み

早稲田大学校友会傘下・西東京稲門会は2009年から「田無市と保谷市合併に伴い地域に役立つ活動が出来ないか?」と、経済的理由で塾通いが難しい子供たちにボランティアで塾を開催。まさにこれは、卒業生の交流と学びに繋がる活動であるだけでなく、母校ブランドを高め、地域に社会貢献する事例と言えます。

最初は、定年後のメンバー中心に進めていたのですが、いまや主婦や若年層も参加してくれているそうです。そして驚くべきことに、この流れは在学生が参画する学習支援ボランティアにまで拡大しているとのこと。

ソース元:左)ひばりタイムス 右)日本経済新聞

★武蔵野稲門会の近隣子供向け体幹教室、名城大学校友会の市民公開講座、中央大学学員(卒業生)日華友好会の留学生支援などが紹介されています。

東洋大学校友会もチャレンジしていきます 

母校東洋大学は、大学の心として「他者のために自己を磨く」という言葉を掲げています。その素晴らしい心を持つ東洋大学卒業生は、まさにこのような貢献活動がすぐに理解できるはずです。

これからの東洋大学校友会では、このような活動や地域に限定しない新たなネットワーク、更に独自ネットワーク内での校友交代ブログ執筆(島根県支部例:https://www.alumni-toyo.jp/japanese-branch/blog-category/shimane/)など「魅力ある校友ソサエティの実現」目指して、様々な取り組みを検討中です。

メルマガ読者の中で「こんな活動はどう?」というアイデアをお持ちの方は是非このメルマガにアイデアを添えてご連絡ください。皆様のアイデアが校友会をさらに魅力あるものに変化させていきます。

一般社団法人東洋大学校友会 会長 神田 雄一

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