母校支援

す・す・凄いぞ!卒業生パワー

Hands to Hands支援実施への決断

連休直前のことです。急遽Hands to Hands支援第三弾が決定され、5月6日連休明けに大学が告知を実施しました。緊急事態宣言慣れが危惧され、再三のお願いにどうなるのだろうか、前回も前々回も多くの卒業生から心温まる支援を頂いたばかり。

一方、学生たちは変異型感染が拡大する以前で、感染防止も定着し始め、さぁ学生生活で自分を磨くぞ!と笑顔が戻った矢先に、3回目の緊急事態宣言の発出。学生限定とはいえ、晴天の中千鳥ヶ淵の桜がまだ舞い散っている日本武道館では入学式が挙行され、オンラインと併用ながら友達との再会が出来た直後のことでした。

コロナ禍における入学式は4月6日、密を避けるために午前と午後に分けて行われました。開会と同時に誰もが知る、哲学館卒業生で「浜辺の歌」の作詩で有名な林古渓氏作詩、童謡「赤とんぼ」の作曲で知られる山田耕筰氏作曲の大学歌演奏から始まり、これからの大学生活に胸膨らませたのはまだ先月のことです。

しかし、希望と不安を抱えて地方から出てきた学生の多くは仕送りに限界があり、アルバイトもままならない。切り詰めるとなると食費なわけです。学生部に相談してくる学生たちの姿に、ふたたび「温もり」を伝えたい、「また、支援をお願いしてみよう」「食品や日常品を受け取った学生達の笑顔をふたたび」といった一人ひとりの気持ちを結集させ、Hands to Hands支援の再実施を決定したのです。(東洋大学大学歌:東洋大学HPより)

わっ! す・す・凄いぞ卒業生パワー

大学から校友会に困窮学生の現状とHands to Hands支援の協力のお願いに来られたのは連休直前。急遽、校友の方々にメールマガジンで連休明の5月6日に告知をさせて頂きました。

「今回はさすがに以前ほどの支援は期待できないのでは・・・」と心配していたのもつかの間、月曜日の午前中、前回も支援して頂いた卒業生の方が、大きなリュックとキャリーを汗を流しながら甫水会館のスロープをあがってくるではありませんか。

「前回と似たようなもんですが、学生さんに配ってください」「職員の皆さんも大変でしょうが、後輩の面倒見てくださいね。応援してますから」そう言ってキャリーが沈み込むほどのお米、カップ麺、更にリュックからは大量のふりかけを置いて行ってくれたのです。

その後も、5月17日現在で、校友会の鹿児島県支部、岡山県支部美作白山会、函館支部、札幌支部、埼玉県西部支部、愛知県支部、広島県支部等々、支部名はお書きになられない数多くの卒業生も含め、多くの方から続々と届けられる段ボールの数々。

段ボールを開けると、学生の事を想ってくれただろう品の数々、甫水会館1階の事務室にはたくさんの卒業生の方々からのご厚意が積まれていきます。

凄いです。

東洋大学卒業生の母校愛。本当に凄いんです。東洋大学卒業生の優しさに、ただただ、感謝申し上げるしかございません。

送られてきている支援品の数々 PDF

東洋大学の心「他者の為に自己を磨く」

我が母校東洋大学は凄い大学だと思います。井上円了先生により明治20年1887年「哲学館」として誕生してより、134年の歴史に脈々と受け継がれる東洋大学の心。それが、まさに脈々と受け継がれていることを感じています。

後輩の為に、母校の興隆発展の為に、そして母校を誇りに思う卒業生自身の為に動いてくださっているのです。

前回ご支援頂いた卒業生の方が、「母校や後輩の為っていうのも嘘ではないが、支援が出来る自分も褒めてあげたい。他者の為に自己を磨くっていうことも習いましたしね」とおっしゃっていました。

こんな諸先輩方が東洋大学の先輩なんだと改めて誇りに思っています。

Hands to Hands支援~「がんばってね」を「ありがとう」のバトンで繋ごう~は今月末(5/31)まで続きます。また、学生に渡した状況は後日ご報告させて頂きたいと思います。まずは御礼致しますと共に引き続きのご支援を、ぜひ宜しくお願い申し上げます。

Hands to Hands支援第三弾の詳細はこちら

 

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